1.1大阪府警本部前元旦行動

労働組合つぶしの大弾圧を許さない

 労働組合つぶしの大弾圧を許さない大阪府警前元旦行動が、23年1月1日に取り組まれた。今回で5回目となる。460人の労働者・市民が参加した。労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会が主催した。

裁判闘争に
勝利しよう
 実行委員会代表の小林さん(全港湾大阪支部委員長)があいさつをし、「仲間を取り戻す・大阪府警による弾圧糾弾を目的に始めたこの取り組み、昨年末の実行委員会の会議で今年も継続することを確認した。この運動を通してたくさんの仲間と知り合えた。関生事件は労働委員会ではほとんど勝利している。今年は関生刑事事件のほとんどで判決が予定されているが、勝利に向けてがんばって行こう」と述べた。
 シュプレヒコールのあと、関生支部湯川委員長が報告をし、「今年は大きな局面を迎える。私の事件についても3月2日に判決(大津)が出る。京都地裁で争っている裁判も判決が出るのではと思う。生コン業界も相当ほころびが出てきている。いま生コン価格が高騰している中で、業者が一つにまとまらなくなっている。共存共栄ができない。近畿2府4県で脱退者が出たり、競争乱売が続いている。大阪に関しては、業者の大阪広域協組は行政機関にカンパをして、夢洲など公共の仕事を獲得することに注力しているようだ。裁判のことだが、検察はよくこれほどウソをつけるなとあきれるほどだ。ウソも100ぺん言えば本当になるということを平気でやる。この国はこれからどうなるのだろうと思う。私たちの裁判での検察、日々戦争に向かって進んで行っている。本当に怖い。一つ一つ事実を正していかないといけない」と述べた。

各団体からの
連帯アピール
 続いて、各地方の支援する会3団体から連帯のあいさつがあった。初めは東海の会(崎山さん)「東海の会は結成して4年が過ぎた。6人で参加した。関生は絶対に潰してはいけないという思いでやっている。学習交流会をやっている」、京滋実行委員会(服部さん)「昨秋は上映会をした。関生弾圧があるのも、日本の労働運動が弱くなっていることが背景にある。どのようにすれば労働運動が活性化するのかとの思いから、熊澤誠さんを招いて学習会を企画している」、兵庫の会(全港湾神戸支部福井さん)「労働組合の主体性を持って春闘を取組んでいる」、兵庫の会(兵庫ユニオン岡崎さん)「兵庫の会を立ち上げた中心メンバーのユニオン事務局長小西さんが亡くなった。関生弾圧を許さない遺志を継いで、労働組合が果たすべき役割りを担っていきたい」。
 シュプレヒコールのあと、大阪実行委員会を構成している団体からのアピールが続いた、
 大阪全労協(竹林さん)、仲間ユニオン(出久保さん)、関西合同労組(佐々木さん)、港合同。また市民運動から、改憲阻止大行進(高槻医療福祉労組村山さん)、介護福祉総がかり行動、若狭の会(木原莊林さん)、京大学生会、米軍Xバンド基地反対京都連絡会(滝川さん)。議員からとして、大石あき子衆議院議員、戸田元門真市議、木村豊中市議、山川大阪市議会議員選挙候補者のそれぞれから、防衛3文書改訂で岸田政権に対する批判、大阪維新に対する批判が共通して述べられ、「(イギリスの労働運動を紹介しながら)マスコミが取り上げなくなっている重要な問題を特に若者に訴え仲間を獲得しよう」・「昨年は刑事裁判での闘いの他、地域・労働現場でも闘いが開始された1年だった」・「3月2日大津地裁で判決公判に結集しよう」・「朝8時からの藤原生コンにおいて抗議闘争を貫徹しここに合流している」・「2000年に始まった介護保険、3年に1回改正されているが、実態は改悪。20年以上介護保険を払っても、自分に介護が必要になっても使えない。そのような実態だ」、などのアピールがあった。
 また、最近集会で替え歌を披露し人気が出ているグループ法円坂55のアトラクションがあった。最後に、港合同中村委員長からまとめがあった。  (T・T)

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