12.14外務省要請行動
ミャンマーで死刑報告受けた学生の命を守ってください
12月14日午後3時半から、外務省に対して「死刑宣告を受けたミャンマー学生の命を守ってください」と日本人学生有志が呼びかけた行動が行われた。日本人学生、在日ミャンマー人ら十数人が集まった。
11月30日、ヤンゴンダゴン大学出身の7人をはじめ、10人に死刑判決が下された。この学生たちは正義のために声をあげ、自由・民権を求めて闘っただけだ。これは民主主義の脅威であり挑戦だ。いつ死刑が執行されるか分からない。日本政府は執行を止めるために対応すべきだ。
昨年、軍事クーデター後の抗議行動を取材したジャーナリストの北角祐樹さんが「インセン刑務所に1カ月拘留された。ダゴン大学の普通の大学生も拘留されていた。隣が死刑囚の監房だった。人ごとの話しではない。120人もの人が死刑判決が下された。本人不在の判決も40人にあった。私たちは声をあげられる。執行をやめさせよう」と述べた。
なんとしても
執行止めよう
3カ月あまり拘留された報道ジャーナリストの久保田徹さんも参加し、「11月18日に解放された。今回の死刑判決を聞いて気が動転し、心臓がバクバクした。恐怖で一晩中眠れなかった。南ダゴンの留置所で6日間過ごした。今回死刑判決を受けた学生が居た可能性がある。日本人が日本政府に要求していかないと届かない。自分の釈放は国軍のプロパガンダに使われた。悔しい。クーデター後のミャンマーで何が起きているか伝えていかなければならない」と語った。
参加した日本人の大学院生は「ミャンマー研究をしている。今回の死刑判決を聞いて居ても立ってもいられなく参加した。死刑判決を許せない。執行を止めよう」と思いを話した。
在日ミャンマー人は「日本政府は2年前の総選挙は公正な選挙と言っていた。その評価はどこにいったのか。民主化の4人の死刑が執行された。7人の判決について何も言っていない。賛成するのか。ミャンマー協会の渡辺、日本財団の笹川が軍部との関係でいろいろやっている。日本政府は関係ないと言っているが、それを証明していない。ロシアへの経済制裁をしているがそれを賛成するが、一方ミャンマー軍政府を支えている。これはダブルスタンダードだ。ミャンマー大学生、ミャンマー人の命を助けてください」と訴えた。
この行動では死刑の執行を止めろの要求以外にも、「軍政府との外交関係を断て。国民統一政府を承認しろ。国民統一政府を承認するまで、人道的支援を除きODAを中止しろ。国際社会全体に呼びかけろ」の要求も掲げた。学生らの死刑執行を阻止しよう。 (М)

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