2022~23山谷越年越冬闘争

行政による追い出しを許さない!

 今年も12月29日の昼から1月4日の早朝まで、城北労働福祉センター前の路上を拠点に、越年越冬闘争が行われた。主催は2022─2023山谷越年越冬闘争実行委員会。
 今年も集団野営を中止し、希望者には寝袋や毛布を配布するなど感染対策を徹底しながらも、朝夕の炊事のほか、31日には衣類配布そして夕食後の年越しそば(カップ麺)や1日には2年ぶりに餅つきなども行った。三里塚をはじめとした野菜のカンパや参加してくれた多くの人々の支えによって1週間の越年をやり切った。
 4日の朝食後には事実上の東京都の出先機関である、城北労働福祉センターとの交渉を行い、その中でセンターの感染対策について2Fの医療相談室、娯楽室、3Fの事務所と全く連携が取れていないことが浮き彫りとなり、それは利用者である山谷の労働者は勿論、センターで働く人々(地下の娯楽室の運営などはアウトソーシングしている)にとっても有益ではなく、改善が必要であることなどを訴えていった。

団結力で弾圧
を跳ね返そう
 渋谷では昨年末、長年、野宿の仲間が住み、また炊き出しの拠点となってきた美竹公園を渋谷区が封鎖するという暴挙に対して多くの抗議の声が上がり、アノニマスは渋谷区のサーバーをダウンさせた。また、たくさんの支援も集まった。山谷の周辺でも再開発が進み、日雇い労働者や野宿者は追い立てられている。厳しい状況のなか、多くの人々の参加と協力で越年闘争は貫徹された。 (板)

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