3.19月例19日国会行動

軍拡やめろ!軍事費増やすな!入管法改悪反対!

 【東京】3月19日(日)午後2時から、衆院第2議員会館前を中心に月例の19日行動が行われた。主催は戦争させない!9条壊すな・総がかり行動実行委と全国市民アクション。88回目となるこの日の行動の名称は「軍拡やめろ!軍事費(防衛費)増やすな!暮らしを守れ!入管法改悪反対!3・16戦争させない 9条壊すな国会議員会館前行動」。春のおだやかな日差しの中、国会前集会には1000人の労働者、学生、市民が集まった。
 主催者を代表して菱山南帆子さん(9条壊すな実行委)は、冒頭に作家の大江健三郎さんの死に哀悼の意を表明し、日本国憲法の不戦原理の側に立って発言・行動してきた故大江さんの意思を引き継ごうと呼びかけた。菱山さんはまた、「はだしのゲン」が今の社会に現れたならば黙ってはいないだろう、と訴えた。菱山さんはさらに米軍機事故の多発、自衛隊の装備の強靭化は「戦争が近づいていること」の証でもあり、声を上げれば痛い目に合うことへの不安が広がっており、タモリが「新しい戦前」という言葉で語っている状況の意味を、TVなどでは報じていないことを厳しく批判した。

岸田政権の戦争国
家化を許さない!
 政党からの発言の最初は社会民主党の幹事長・服部良一さん。服部さんに続いて国会議員からの発言の最初は、日本共産党参院議員の吉良よしこさん。吉良さんは安保法制の最悪の具体化は入管法の改悪に現れている、と訴えるとともに5年間で43兆円に達する軍事予算について「敵基地攻撃能力はそれ自身が憲法違反である。『運用にあたって憲法を守るからいい』などということはあり得ない。いま全国300カ所で司令施設の強靭化などが行われており、この大軍拡をみんなの力で止めよう」と強調した。
 その他、立憲民主党の近藤昭一衆院議員、「沖縄の風」の伊波洋一参院議員からのメッセージも紹介された。
 集会への参加団体から、在日ビルマ市民労組、千住九条の会、入管法改悪に反対する山岸さんから共に行動するアピールが発せられた。最後に戦争に反対する1000人委員会の田中さんから、岸田政権の戦争国家構築プログラムに対する今後の行動を強化していくことが提起された。
 大軍拡・戦争国家体制に反対しよう。    (K)

岸田のさまざまな悪政に抗議(3.19)

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