沖縄・米軍人による性暴力を許さないスタンディング&アピール

基地・軍隊はいらない4・29集会実

 【東京】沖縄・米軍人による性暴力を許さないスタンディング&アピール4・29が新宿駅南口で午後3時から行われた。主催:基地・軍隊はいらない4・29集会実行委。

性暴力を許さない

 2016年4月28日に、沖縄県うるま市でランニング中の当時20歳の女性が元海兵隊員で米軍属だった男に背後から襲われ暴行を受け殺されたうえで遺棄された事件から7年がたった。この事件を忘れない、性暴力が起きるのは米軍基地などがあるからだと、事件の翌日から行動を起こしている実行委の呼びかけで、スタンディングが行われた。沖縄現地では献花台が設置された。被害者を悼み、今回のような事件を起こさないと、遺族や性被害と闘う団体が献花した。

軍隊はいらない

 沖縄出身者が沖縄での性暴力について批判する発言を行った。
 「うるま市での事件以後も、1年後に子どもの目の前で母親が殺されるという、米軍人による殺人事件が起きた。沖縄では戦後、米軍統治下から今日まで、米軍人による事件・事故が後を絶たない。沖縄の女性たちは、ふだん通る道でもいつも使う駐車場でも安心できず、性暴力におびえる日常生活を強いられている。中には三世代にわたって被害に遭ったという人もいます」と性暴力が続く現状を報告し、「すべては軍隊という『暴力装置』が日常のすぐ隣りに存在するからだ。それは、日米両政府が狭い沖縄にあまりに多くの軍事基地を押しつけているからだ」と政治の在り方を批判した。
 そして「基地問題は沖縄問題ではなく、日本の日米安保体制という軍事同盟の問題」であることを指摘し、「本土」のわれわれが主体的に基地問題と闘ってほしいと訴えた。
 アピール行動とともに、辺野古新基地建設反対の国会請願署名を起こった。英文のアピールも用意し、外国人が署名しやすいようにもした結果、外国人も署名していく人もいたし、若者のカップルで署名していく人もいた。辺野古新基地建設反対、性暴力を許さない。           (M)

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