投書 敵基地攻撃能力保有に反対する
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自民、公明両党は12月2日、自衛目的で他国領域のミサイル基地などを破壊する敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を認めることで合意した。日本が北朝鮮や中国を攻撃すれば、北朝鮮や中国は日本を核攻撃するかもしれない。ヒロシマ・ナガサキの二の舞だ。「第2のヒロシマ・ナガサキ」をさけるために日本も核武装すべきだという議論が必ずおきるだろう。だが日本が核武装すれば、北朝鮮や中国はますます核武装を強化しようとするだろう。「力には力で」の行き着く先は、全面核戦争、人類滅亡だ。政府やマスコミは北朝鮮や中国の脅威をあおっているが、そもそも日本が北朝鮮や中国と対立しているのは、日本がアメリカと日米安保のもと同一歩調をとっているからだ。攻撃しているのは、北朝鮮や中国からみればアメリカや日本の側なのだ。「ゲーリング」にだまされてはならない。自公は、米国など密接な関係にある他国が攻撃され、日本の存立が脅かされる「存立危機事態」でも、集団的自衛権として行使することも排除しないとした。アメリカはイラクを攻撃したが、イラクに大量破壊兵器は存在しなかった。日本がアメリカの戦争に巻き込まれないか、私は心配だ。「専守防衛の範囲内で」などというのは大うそだ。マスコミには敵基地攻撃能力保有の問題よりも、サッカーのワールドカップにおける勝敗の方が大きな問題であったらしい。大間違いだ。私は敵基地攻撃能力の保有に反対する。
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