5.8辺野古実月例防衛省申し入れ行動

辺野古に新基地を作るな 
 琉球諸島を戦場にするな

 【東京】5月8日午後6時半から、防衛省に対して、辺野古への基地建設を許さない実行委員会が月例の申し入れ行動を行った。いつも右翼が来て妨害の宣伝行動をぶつけてくるのだが、この日は妨害もなく、われわれの主張を防衛省にぶつけた。
 最初に辺野古実の仲間が提起した。
 「4月25日、埋め立て工事が始まってから6年目の日に、カヌー36艇、抗議船7隻で海上抗議行動が展開された。土砂投入は14%で大浦湾側はできていない。これから何年かかるか分からない。普天間返還と言いながら、普天間も使い辺野古に巨大な基地を作ろうとしている。ジュゴンを棲めなくし、サンゴを破壊している。許せない」。
 「4月下旬には、朝鮮が弾道ミサイルを発射することを口実に、与那国、宮古、石垣島にPAC3を展開している。何から何を守ろうというのか。軍事要塞化に反対する。3月30日、沖縄県議会が、平和外交を求める意見書を決議し、政府・防衛省に申し入れをした。これをしっかり受け止めよ。4月6日に、ジュゴンの生息が2年以上分からなかったが、昨年7月に糞を採取した。これを調べた結果、ジュゴンのものがあることが分かり、生きていることが分かった。知事はジュゴンの生息調査をするように要請した」。
 「東京の5・3憲法集会で、辺野古基地建設反対の国会請願署名をして1755筆集まった。締め切りが5月19日なので全力で取り組もう」。
 次に沖縄から平和連絡会の上間よし子さんが電話でアピールした。
 「自衛隊ヘリの墜落はなぜ起きたのか。基地と共存するから危険性がある。低空飛行を何のためにやったのか。基地はあってはならない。北朝鮮からのミサイルに備えるとして石垣島などにPAC3を配置した。恒常的配備にならないか心配だ。住民に知らせることなく、一般道路を使って弾薬の搬入をしている。こんなことは今までなかったことだ。工事を止める署名に協力してほしい。戦争を止めなければならない。戦前を繰り返すな」。
 「5月21日、北谷運動公園で、5000人規模の県民集会を計画している。夏から秋にかけて、1万人集会を実現しようとしている。台湾有事が言われるが、台湾との民間同士の対話、中国・朝鮮とも話し合っていかなければならない。戦争を止めていく」。
 この後、6・30宮森小学校米軍墜落事故を伝える会、イスラエルの武器見本市反対、5・14新宿デモ、日本工営への抗議、6・4練馬自衛隊駐屯地への抗議デモ、6・10琉球遺骨返還訴訟学習会など行動への参加が呼びかけられた。
 今回の申し入れは、争議団連絡会議・地域交共闘交流会、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが行った。次回は6月5日月曜日午後6時半から。参加しよう。
 5月6日土曜日午前11時から、新宿駅南口で、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが呼びかけて、辺野古新基地建設反対の宣伝と国会請願署名が取り組まれた。この行動は沖縄で、オール沖縄が呼びかけての辺野古での集会に呼応したもの。毎月月初めの土曜日午前11時から行われている。行動に参加した仲間も50人を超える勢いだった。
 ゴールデンウイークの後半に入り、新宿は大勢の人が行き来していた。そんな中、アピールあり、琉球踊りありと道行く人に分かりやすく基地問題を訴えた。小さな赤ちゃんを抱えたお母さんや若者たち、外国人なども署名に協力してくれた。継続は力なり。 (M)

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