投書 わがまち自慢
匿名希望
私が最初に住んでいたのは横須賀市(注1)だ。近くに鷹取山があって、沼で透明なカエルの卵をとってきた。タマゴはオタマジャクシになりカエルになった。楽しかった。だが横須賀市は軍事のまちでもあった。次に藤沢市(注2)に引っ越した。海が近くにあり、地引網をしたことを覚えている。
次は川崎市(注3)だ。今は多摩区に1人だけ引っ越したが、ずっと麻生区に住んでいた。麻生区には映画館が2つある。「川崎市アートセンター」と「イオンシネマ新百合ヶ丘」だ。 「川﨑市アートセンター」は2007年10月31日にオープンした新百合ヶ丘のミニシアターだ。「娯楽映画」以外の映画を多く上映している。私は「39窃盗団」「アクト・オブ・キリング」「さとにきたらええやん」「未来を花束にして」「はちどり」「KCIA南山(ナムサン)の部長たち」などの映画を観た記憶がある。
2021年の第27回「KAWASAKIしんゆり映画祭」で上映された「トゥルーノース」も観た。私は別の映画館で観たのだが、「この世界の片隅に」も上映された。「イオンシネマ新百合ヶ丘」では「MINAMATA―ミナマター」を観た。
川崎には映画「ゆめパのじかん」の2003年7月23日にオープンした「川崎市子ども夢パーク」や1988年6月15日にオープンした「川崎市ふれあい館」もある。
2019年12月16日に制定された「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」もある。条例は不当な差別のない人権尊重のまちづくりの推進とヘイトスピーチの解消にむけた取り組みの推進が目的で、罰則もある。だが、条例が不十分なのか運用に問題があるのか、差別もヘイトスピーチもなかなかなくならないのが現状だ。
「川崎市には政令市の中でトップの財政力があるが、そのお金が福祉や暮らしに十分に使われていない。臨海部の大事業の方にお金を使っている。運河に橋をかける計画(東扇島水江町線という橋をかける計画)がある。公害対策も後ろ向きで、ぜんそく患者の医療費助成制度をなくそうとしていて、大問題になっている」。そういっている人もいる。
川崎市が「私たちが真に誇ることのできる地域」に、地球が「私たちが真に誇ることのできる星」になるのはいつの日だろうか。「差別も暴力も存在しない、自由で平等で平和な世界」を作りだそう。
(2023年3月25日)
【注1】 現在、横須賀市内には3施設(4か所)面積約336万平方メートル(水域を除く)の米軍関係施設、39施設(39か所)面積約301万平方メートルの自衛隊関係施設が存在している。合計で約637万平方メートル、市域の約6・3%を占めている。また、現在、横須賀は佐世保(長崎県)、ホワイトビーチ(沖縄県)とともに日本における米原子力艦船の寄港地になっている。
【注2】 1982年には故葉山峻(はやましゅん)市長(1972年2月26日~1996年2月25日まで在任)のもとで「藤沢市核兵器廃絶平和都市宣言」が宣言された(1982年6月22日告示)。
【注3】 川崎市の原子炉施設。武蔵工業大学の原子力研究所は東京都市大学の原子力研究所にかわっているが、原子炉は「今は運転していない。施設の解体を待っている状態」だという。東芝の原子炉(実験炉)は「今は運転していない。施設自体はあるが休止中」だという。日立製作所の原子力研究所はあるが、「運転はしていない。施設自体はあるが休止中で解体を待っている状態」だという。
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