7.6「ASEAN諸国と日本国政府に差別迫害停止と人権保障を要求する」法務省前アクション

 【東京】7月6日午後3時半から、法務省に対して、7月6─7 日、ASEAN特別法務大臣会合に合わせ、「ミャンマークーデター政府から派遣された大臣の出席に対する抗議」と連帯したスタンディング・要請、 「ASEAN諸国と日本国政府に差別迫害停止と人権保障を要求する」法務省前アクションを行った。在日ミャンマー人とともに、入管法改悪反対運動を行った人々も参加した。
 在日ミャンマー人、ミンスイさんが法務省に向けて、「皆さんのやっていることは憲法違反だ。ミャンマー国内で2021年2月1日、軍事で弾圧して、ミャンマーの正当性あるミャンマー政府をクーデターで倒した。それをどうしても許せない。日本政府および法務省はそのやつらを日本の会議に招待して、話し合いをするってとんでもない」と訴えた。

日本政府はミャン
マー軍と共犯だ!
 ミンスイさんはスローガンを読み上げた。
 「法務省はミャンマー軍評議会を招待した 強く反対する」
 「日本の法務省は憲法違反している 恥をしれ」
  「日本の憲法で平和と民主主義を守るといっている。日本は戦争に負けてから、ずっと憲法を守ってきた。ミャンマーで国民を守るべき軍が国民を殺している。日本の政府が手をのばしている。本当の平和と民主主義を守るべきではないか」。
 「血にまみれたミャンマー軍評議会と手をつないでいる うんざりだ」。
 「日本の法務省・外務省・内閣府はミャンマー軍評議会と関係を切れないならば 共犯者だ」。
 「ミャンマー国内で犠牲者が三千人近くになっている。日本政府は見てみないふりをして、ミャンマー軍評議会と手をつないでいるのは2年以上になっている。恥ずかしくないのか。日本で平和と民主主義を守るというのは口先だけなのか。軍とのつながりを止めろ」。
 「岸田内閣はなぜ無視しているのか。私たちには信じられない。ロシアには経済制裁をやっているのに、ミャンマー軍に対してはやらないのか。ダブルスタンダードだ。私たちも日本で住んで税金を払っている。この税金でミャンマーにODAとして資金を出している。それはミャンマー軍評議会に、武器を買えということではないか」。

改悪入管法
を廃止へ!
 次に入管法に反対するグループが音頭をとり、コールを法務省に行った。
 「改悪入管法廃止 管理と保護を別にしろ 移民・難民の人権守れ 移民・難民の保護法つくれ 入管問題追及継続 入管は暴力をいますぐやめろ 法務省の隠ぺい許すな 法の支配は独裁防止 送還ではなく在留資格 子どもたちに在留資格 家族や若者に在留資格 仮放免者に在留資格 被迫害者在留資格 戦争難民在留資格」。

圧制者に対する
支援をやめろ!
 続いて、入管法問題について訴えがあった。
 「日本の法務省に訴える。ASEAN諸国および日本政府に差別や迫害の停止、人権保障、移民・難民の保護法を求めます。ASEAN諸国および日本政府は国籍・人種・宗教・ジェンダーなどあらゆる差別をせず、さまざまな命を守れ。国際協力において、重要な役割を持つ、入管法の本当の改善を求める。国籍・在留資格に関係なく、法律で人権を守れ」。
 「日本政府・維新・国民による入管法の改正案の強行採決に抗議し、秋の臨時国会での審議継続とゆくゆくは法案の廃止を求める。日本に居場所がある人の在留特別許可、保護を求める人の難民認定や人道的配慮を求める。国会で明らかになった数々の入管の問題や不透明な情報の調査を求める。入管法可決後の強制送還・収容の停止を求める。日本で育った子どもや家族の保護が与野党から追及され、斉藤法務大臣は子どもと家族の権利に配慮し、在留特別許可の必要性を述べた。両親が帰国することを条件に子どもに在留特別許可をするようなことを行っていないと大臣は答えた。新しい入管法が施行されると難民認定申請三回以降の子どもや家族は強制送還の可能性があり、日本に生活基盤がある仮放免中の子どもや家族はただでさえ厳しい生活がたちゆかなってしまう」。
 「根本的な難民認定審査の改善、正常化を求める。政治的活動、人種、宗教、ジェンダー、性的思考などで個人の人権を尊重する難民申請の運用を求める」。
 「トルコ出身のクルド難民を受け入れて。さらに、ミャンマークーデター軍がASEAN諸国の汚職を批判する者の不当な逮捕、マイノリティや民族迫害が起こっている。圧政者への支援を停止すること。そこから逃れてきた難民の保護を求める」。
 三人の在日ミャンマー人が法務省の中に入り、要望書を手渡した。   (M)

日本政府の事実上軍政を擁護する姿勢に抗議(7.6)

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