8・6ヒロシマ平和へのつどい2023

被爆・敗戦78年 
広島から非武装・非同盟中立の日本を

~NATOの世界化に反対し、東アジア共同体をめざそう~

●日 時:8月5日(土)17:00~19:30

●会 場:広島市まちづくり市民交流プラザ北棟5階研修室ABC(広島市中区袋町6─36)(袋町小の建物です)
http://www.cf.city.hiroshima.jp/m-plaza/kotsu.html
(地図)
●参加費:1000円

●内 容:
 
 第1部 問題提起

*「ヒロシマから」 
西岡由紀夫さん(被爆2世、ピースリンク広島・呉・岩国世話人)

*「朝鮮半島の平和実現のために」
尹康彦(ユン・ガンオン)さん(在日韓国民主統一連合広島本部代表委員)

*「『はだしのゲン』削除がなげかけた問題とは」
岸直人(教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま)

*「今、ミャンマー人から、日本の皆さまへのメッセージ」
アウン チー ミィンさん(Hiroshima Myanmar community 代表 )

*沖縄からのメッセージ(代読) 
高里鈴代さん(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表)

*福島からのメッセージ(代読) 
武藤類子さん(福島原発告訴団団長)

 第2部 記念講演 

「米中対立を超えて、非覇権・非軍事・連帯の東アジアへ」
─自立した循環型地域経済が横につながって、グローバル化と「経済安全保障」に対抗していくビジョンを考える─

講師:白川真澄さん
(社会運動家、ピープルズ・プラン研究所、「座標軸」(研究所テオリア)講師。最新著「脱成長のポスト資本主義」)

 「台湾有事」をめぐる政治的・軍事的な米中対立の激化については、多くの方が語られると思います五、参加者のみなさんもよく知っていると思います。私も、この問題から入りたいと思いますが、今回の集会が「東アジア共同体」を打ち出しているので、この問題に参考になる話をしてみたいと考えました。東アジア共同体をめぐる過去の議論(日本の侵略戦争責任を含めて)を振り返りつつ、資本と貿易の自由化推進(グローバル化)の経済圏づくりと「囲い込み」(デカップリング)の経済圏づくりにどう対抗するかを、民衆の立場から考えてみるという提起をしたいと思います。難しいテーマですが、自立した循環型地域経済の形成を進めつつ、生産者・労働者の人権と所得を保障する貿易(フェア・トレード)、気候危機の被害を受けている国や地域への補償と支援、移住労働者の権利と生活の保障、金融投機の禁止と金融支援といった課題に取り組むことが問われます。とりあえずの問題意識ですが、ご検討ください。
                  白川真澄

呼びかけ文


 2023年5月、G7広島サミットが行われました。私たちの予想した通り、ヒロシマは、G7広島サミットという権力者の軍拡、軍事同盟強化、ウクライナ戦争激化、拡大核抑止強化、戦争準備に利用されました。
 岸田首相が喧伝した「核なき世界へ道筋をつける」という謳い文句は、「核抑止を前提とした解決」という首脳声明によって完全にメッキが剥がれました。3個もしくは4個の「核のボタン」を平和公園に持ち込み、戦争中の一方の当事者を嬉々として迎え入れたこのサミットは、世界の未来や平和を語る場からほど遠いものでした。開催された場所が、かつて日本の侵略戦争出撃拠点だった宇品だったことは、この会合の性格を如実に表しているといえます。
 過去のアジア侵略戦争・植民地支配と、ヒロシマ・ナガサキへの原爆無差別大量虐殺という戦争犯罪への責任を曖昧にした日米両国主導の会合は、ウクライナ戦争への軍事支援の強化、対中国・対ロシアでの結束強化を確認し、日米韓軍事同盟の強化とNATOの全世界化ともいえる構造が作られようとしています。このことは、主権平等の原則で課題解決に臨もうとする世界の潮流に逆行するものです。招かれたグローバルサウス諸国の失望は大きく、東アジア・環太平洋を巻き込む、新冷戦体制・軍事同盟強化が加速されようとしています。
 私たちは2000年7月開催の沖縄サミットに対抗する場で確認した「非暴力と対話による民衆視点での平和構想」の運動をさらに発展させ、経済・地球環境を含めた、資本主義に対抗するグローバルな社会変革をめざすことを、今次サミットに対抗する全国の仲間とともに確認しました。
 東アジアでの平和構築を視野におき、「民衆の命を守る」ということを大前提として、岸田政権による戦争国家づくりを阻止しましょう。
 極東での対立構造を解き、朝鮮半島の平和的統一、ミャンマーの民主化、民衆のためのウクライナの平和などの課題に向けて話し合い、結集・行動していくことを被爆から78年目を迎えるヒロシマから訴えます。

8月6日(日)の行動日程

 7:45 グラウンドゼロのつどい(原爆ドーム前) 
 8:15 追悼のダイイン(原爆ドーム前)
 8:30 「8・6広島デモ」出発(原爆ドーム前~中国電力本社前)
 9:30 脱原発座り込み行動(中国電力本社前)

●主催:8・6ヒロシマ平和へのつどい2023実行委員会

●事務局 :広島市中区堺町1─5─5─1001
電話090-4740-4608
Eメイル 86tudoi.hiroshima@gmail.com
      
●HP:
http://8-6hiroshima.jpn.org/tudoi/tudoi.html

http://8-6hiroshima.jpn.org/tudoi/2023/2023.html

8・6つどいHP
      
●郵便振替:01320─6─7576「8・6つどい」

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