呼びかけ 8・18官邸前行動へ
STOP! 汚染水、これ以上海を汚すな!
岸田首相の放出時期の発表(閣議あるいは関係閣僚会議による決定)への地ならしに、西村経済産業相は福島県内をはじめとした漁協訪問を重ねている。7月30日には相馬双葉漁業協同組合と、いわき市漁業協同組合の漁業者と面談し、「既に(海産物の)値が落ちていると聞いている。放出前でも基金で必要な措置を取り、東電の賠償もしっかり実行させる」と述べたと毎日新聞が報じている。政府は全漁連などの要望を受け、販路開拓や冷凍一時保管の費用を支援するため、300億円の基金を設けている。中国当局による検査強化を逆手に国内漁協者への基金支出の既成事実をつくろうとしている。
汚染水海洋放
出の中止を!
7月19日、脱原発福島ネットワークなど福島県内の10市民団体は、いわき市内で東電交渉を行った。
福島第一原発事故により発生したタンク貯蔵汚染水を「ALPS処理水」として、政府と東京電力は、この夏にも海洋放出をしようとしている。交渉では、「理解と合意なき汚染水の海洋放出の中止を求める要請書」(3月16日提出)への再回答と質疑が行われた。要請は次の4項目についてである。
記
1、「関係者の理解なしにいかなる処分も行わない」とする福島県漁連等との文書約束を守り、理解と合意のない汚染水の海洋放出は中止すること。
2、放出する全放射性核種の濃度、総量などの全情報を公開し、海底土や海浜砂、生物への吸着・濃縮による放射能の蓄積とフィードバックを再評価すること。
3、地下水の止水、トリチウム分離技術の実用化、大型タンク保管案やモルタル固化保管案等の検討、スラリー安定化処理設備の設置など、汚染水についての抜本対策を確立すること。
4、本件の説明・公聴会を福島県内はじめ全国で開催すること。
佐藤かずよし・いわき市議のブログ「風のたより」に質疑の詳細が掲載されています。
https://skazuyoshi.exblog.jp/30400530/
7月27日、「放射能汚染水投棄絶対反対釜山市民総決起大会準備委員会」の代表団7名は原子力規制員会への署名提出を行った。
釜山一帯の63の市民団体でつくる同委員会は、6月1日から7月11日まで署名活動を展開し、釜山市民11万余筆の署名を集めた。釜山以外を加えると30万筆になるという。同委員会は8月12日に市民総決起大会を準備している。
「これ以上海を汚すな!市民会議(これ海)」とさようなら原発1000万人アクション実行委員会は7月の海の日アクションに続き、共同の呼びかけで「8・18汚染水を流すな!官邸前行動」と院内集会を計画している。福島県内に限らず、韓国や中国で暮らす一人ひとりが当事者となる課題だ。関係者の同意のない放出決定を許すな。わたしは同意しない。わたしは同意しないの声を官邸前に集めよう!(7月31日 KJ)
◦汚染水を流すな!官邸前行動
◦日 時 8月18日金曜日 10時00分~10時45分
◦場 所 首相官邸前
呼びかけ これ以上海を汚すな!市民会議、さようなら原発1000万人アクション実行委員会
*官邸前行動の後、11時から院内集会を予定しています。

週刊かけはし
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009 新時代社