7.23ミャンマーで死刑になった4人の追悼

在日ミャンマー人の呼びかけ

 【東京】7月23日午後5時から、高田馬場駅BIGBOX前広場で、ミャンマーで昨年処刑された4人を追悼する集いが在日ミャンマー人の呼びかけで行われた。
 処刑された人は、民主的反対派の著名なメンバーである民主化活動家のチョウ・ミン・ユ(通称「コー・ジミー」)、ピョー・ゼーヤー・トー(元国会議員)、そして、アウン・トゥラ・ゾー、フラ・ミョー・アウン。
ミャンマー音楽が流され、4人を追悼し、ミャンマー軍政を批判するスピーチが行われた。残念ながら、すべてミャンマー語だったので、理解することはできなかったが、追悼の気持ちは伝わった。

軍政は不当拘
束をやめろ!
 参加した日本人が以下のようなスピーチをして、連帯の気持ちを表した。
 「クーデターからもうすぐで2年半になりますが、ミャンマーの民主化のために声を上げてきた政治犯の人たち4人、ピョー・ゼーヤー・トーさん、コー・ジミーさん他2人が去年の今日に、ミャンマー軍によって処刑された。ピョー・ゼーヤー・トーさんはヒップホップ界のパイオニアです。自由な気持ちを言葉に乗っけてきてラッパー界のスーパースター。その後、ミャンマーの国会議員になった。アウンサンスーチーと共に、ミャンマーの民主化のために、命をかけて闘い命を失った方になった」。
 「こうして同じ気持ちで闘ってきた人が本当にくやしいことに、一年前に処刑されてしまった。これは絶対に許せない。一年経っても、まだまだ日本でも世界中でも風化させてはいけない。4人の方たち、他大勢の方々がまだミャンマーの刑務所の中で、不当に拘束されたままでいます」。
 「アウンサンスーチーさんも、拘束されてもうすぐ二年半が経過します。もうすぐ78歳です。本当に一日も早くミャンマーで不当に拘束されている人たちが早く拘束から解放されて、ミャンマーのみんなの前に出てきて、ミャンマーの民主化のために力を合わせて闘っていけたらと思います。この春の革命が成功するまでに、日本人のぼくらもミャンマー人のみなさんといっしょに力を合わせていきましょう」。

日本政府は軍
政を支えるな
 ミャンマー軍政は戒厳令を延長し、アウンサンスーチーらの政党のNLDを政党として認めない措置を取り、総選挙を延期している。タイ国境などにおいて、PDF(民主防衛隊)との間で戦闘が行われ、その後村への爆撃を行って大量の避難民を出している。国内経済は疲弊しているが、ロシアや中国にすがりつくことによって、何とか軍政を維持している。
 日本はミャンマー軍政との関係を維持している。これを断ち切り、軍政を終わらせ、ミャンマーに民主主義を取り戻すために奮闘しよう。 (M)

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