ワタシのミライ NO NUKES & NO FOSSIL再エネ100%と公正な社会を目指して
9/18(月・休)は代々木公園へ! 11:00-16:00/代々木公園B地区 野外ステージ・ケヤキ並木
汚染水海洋放
出を許さない
昨年の6月に閣議決定されたいわゆる骨太の方針、「経済財政運営と改革の基本方針2022」に関連する諸施策が通常国会で予算化、関連法の改定が行われ、実施がはじまっている。
「新しい資本主義に向けた重点投資分野」では大きく5項目があげられた。その一つが「グリーントランスフォーメーション(GX)への投資」で、「150兆円超の投資に向けた成長志向型カーボンプライシング構想の具体化やGX経済移行債(仮称)の検討」をするとしている。これは、「社会課題の解決に向けた取組それ自体を付加価値創造の源泉として成長戦略に位置付け」「官と民が協力して計画的・重点的な投資と改革を行い。課題解決と経済成長を同時に実現」する「新しい資本主義」の攻撃性・暴力性を注視しなければならない。
官民の攻撃性・暴力性がこの間、立て続けに示されている。それは中国電力と関西電力が共同して行っている使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設をめぐる上関町。高レベル核廃棄ブルノ最終処分場建設をめぐる対馬市。そして福島第一原発のデブリに触れた汚染水の海洋放出をめぐってだ。「省エネ促進、再エネ、原⼦⼒などエネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の⾼い電源を最⼤限活⽤」することが「エネルギー安全保障」なのだと信じている。「課題解決」と明記されているように、犠牲となるひとや地域があることは当然とし、付加価値創造には犠牲が伴うことを隠そうとしない。今年6月に決定された骨太の方針2023は犠牲を伴うGX推進をさらに加速させるとする。
こうした重要な時期に「社会問題に取り組む様々な団体や若者が横断的に協力した、 国内最大規模のアクション」が準備されている。その概要を7月24日に行われた記者会見のプレスリリースで紹介する。 (8月21日 編集部)
資料・プレスリリース
再エネ100%と公正な社会を求める数万人アクションを9月開催決定。
社会問題に取り組む様々な団体や若者が横断的に協力した、 国内最大規模のアクションを目指します。
誰かの生まれ育った家が流されたり、その土地で暮らせなくなったり、大切な命が失われている。
そんなニュースを見るたびに、私たちの感覚は麻痺しそうになります。
気候変動やエネルギー問題がもたらす社会のひずみを前に、私たちは自分の無力さに現実逃避したくもなります。
それでも、私たちは求めます。命が守られる未来を。
よりよい社会を求め、連帯することで私たちは “ワタシのミライ” をつくります。
【日本や世界各地で命に関わる危険な暑さと災害】
日本列島各地が連日猛暑と気象災害に見舞われ、7月だけで九州各地、名古屋、秋田で記録的大雨やゲリラ豪雨で500軒以上の浸水被害や多くの人命が失われている。
また世界では7月第1週は観測史上最も高い世界平均気温を記録。
スペインで最高気温が44度になり、一部地域で屋外作業が禁止。
メキシコでは49度を記録し、熱中症などで104人が死亡。
今後、気候変動に関連して2100年までに途上国を中心に累計4000万人が死亡する恐れがあるとの予測が国連開発計画から報告されており、これは私たちの生活と命をどう守るかの問題です。
【私たちは求める】
〝ワタシのミライ〟は、再エネ100%と公正な社会をめざすプロジェクトとして2023年に発足した、学生や市民による運動です。
2021年のエネルギー基本計画の改定の際に、様々な社会問題に取り組む団体が連帯して政府に27万筆を超える署名を提出した「あと4年、未来を守れるのは今」キャンペーンを引き継いだものです。
私たちは、気候変動対策の強化と、若者や女性など様々な異なる意見をオープンに反映する民主的なプロセスで計画を決定することを求めます。
【私たちは社会の連帯をつくる】
気候危機を解決するためには政府の政策の役割が大きく、パリ協定に整合するものにするためには、市民が政府に対して声を上げることが必要です。
市民や若者が結集し政策に影響を与える大きな運動をつくっていかなければなりません。
〝ワタシのミライ〟は、エネルギー問題だけでなく、貧困や格差、難民移民やLGBTQなどあらゆる差別や人権問題など様々な社会課題に取り組む人たちと連携・連帯をしていきます。
【私たちは〝ワタシのミライ〟をつくる】
「再エネ100%と公正な社会をめざす」という共通のテーマを掲げることで、市民や若者の大きな運動を作ります。
プロジェクト名には「もう地球を人まかせにしない。自分たち自身で〝ワタシのミライ〟を創っていく」という想いが込められています。気候変動と様々な社会問題に共通する民主的な政策決定プロセスを求める声を政府や社会に届けるだけでなく、公正な社会を構築するための仕組みづくりや社会システムの変革にトライしていきます。
【社会問題を横断した国内最大規模のアクション】
この度、国連気候アクション・ウィークに呼応して、9月18日に全国で数万人規模のアクションを目指します。
東京では、気候危機の解決を求める若者の団体「Fridays For Future Tokyo(FFF Tokyo)」や、脱原発と持続可能で平和な社会を求める市民運動「さようなら原発1000万人アクション(さようなら原発)」と協働して大規模なアクションを実施し、これまで声を上げてきた様々な団体と若い世代とで新たな企画としてつくり上げます。
【3団体で協働アクションをする理由】
気候変動運動や脱原発運動、差別や人権問題は、共通する課題も多くありながら、年齢層も関心層も異なっています。
現状では、それぞれの運動が単独で大きな変革を起こすことが難しい状況です。
これまでも連携を模索し、一部協働してはいますが、今こそもっと大きな連帯が必要な時だと判断しました。
そこで、9月18日の代々木公園での集会を、これからの大きな連携の一歩として取り組むこととしました。
真に公正な、弱者へのしわ寄せの少ない社会をつくるために、化石燃料や原子力からの脱却はもちろん、
さらに踏み込んで社会構造そのものの変革を求めます。
そのために、気候変動・エネルギー問題にとどまらず、幅広い市民社会とつながります。
このイベントを、そういった新しい動きの一歩として開催できればと企画しています。
【共催団体の概要】
「Fridays For Future Tokyo」は、2018年のグレタ・トゥーンベリの学校ストライキを契機に始まった、気候危機への対策を求める若者の国際的運動の東京での集まりです。気候正義を追求し、連帯して行動することで、社会構造に変革を起こすことを目的としています。
「さよなら原発1000
万人アクション」は、脱原発と持続可能で平和な社会を求める市民運動です。2011年、福島第一原発事故の後、内橋克人、大江健三郎、落合恵子、鎌田彗、坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、辻井喬、鶴見俊輔の9人の呼びかけで始まりました。
「ワタシのミライ」は、再エネ100%の公正な社会をめざすプロジェクトして2023年に発足した、学生や市民の運動です。2021年のエネルギー基本計画の改定に際し、様々な社会問題に取り組む団体が連帯して政府に27万筆の署名を提出した「あと4年、未来を守れるのは今」キャンペーン(ato4nen.com)を引き継いだものです。
https://watashinomirai.org/
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