11.6辺野古実が月例の防衛省申し入れ行動
山城博治さんが駆けつけ訴え
【東京】11月6日午後6時半から、辺野古への基地建設を許さない実行委員会が月例の防衛省申し入れ行動を行った。
辺野古実が「沖縄に行ってきたが、辺野古に行くバスの往復がこれまでの倍になった。3万5千円だったのが8万5千円になった島ぐるみの会議のバスも平和市民連絡会議のバスも。便数を減らしている。たいへん苦しい状況なので支援を要請することになるだろう」と話した。
11・23の県民集会へ
この日は、沖縄から山城博治さん(ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会共同代表)が駆けつけ訴えを行った。
「ここへ座り込め」などの歌から山城さんの話は始まる。「防衛省前座り込みが19年になっていると聞いた。東京でこうした行動が行われていることは沖縄にも届いて沖縄の闘いを奮い立たせている。昨日、強制執行に反対する2000人近くが集まる大きな県民が開かれた。デニー知事も参加し、県民の民意に応えることが私の使命だと宣言した。知事を支えてしっかり取り組んでいきたい」。
そして山城さんは、大浦湾の埋立ができないこと、それを認めた裁判所そして工事を強行している政府を批判した。「10月30日には口頭弁論があった。即日結審した。形だけの裁判だ。判決の内容はおそろく想定通りだ。私たちはあきらめることなく立ち向かう」。
「恐ろしい事態が進行中だ。南西諸島が中国との戦争の道具にされ、最前線にされようとしている。デニー知事は、11月23日の集会に参加しようと呼びかけた。県立陸上競技場に万余の県民が参加するだろう。辺野古反対、島々の基地化反対、戦場にはさせない決意を発表することになるだろう」。
「11・23の県民集会を成功させ、次は日比谷で集会を持ちたいと思う。銀座をデモして『沖縄を戦場にするな』と訴えたい」。
生徒の動員訓練
許さない
次に、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実が、11月23日午後2時、国会正門前アクション「沖縄も日本も戦場にさせるな!」を行うことの報告、戦争にしないさせない練馬アクションの池田五律さんが避難訓練反対行動を報告した。
「今日朝、11時45分から練馬駅周辺で、弾道ミサイルが飛んできたという想定で、国民保護訓練が行われた。東京での国民保護訓練は2018年、後楽園駅で行われて以来だ。コロナで休みがあったが再開された。練馬を皮切りにいろんな地域で行われるだろう。埼玉では来年の1月19日に、小川町の中学校で、教員・生徒を動員して訓練が予定されていて、教員の方たちが反対の運動を取り組んでいる」。
「練馬は町内会・商店会など60人くらいが動員されて、説明会があり、歩いて行った。マスコミがものすごい数来ていた。列をなして地下鉄を下りていった。本当に茶番劇で、ミサイルが本当に飛んできたとき何の役にも立たない」。
「『10時19分くらいに、ミサイルが飛び去りました。終わり』との説明。いたずらに恐怖を煽ることを目的にした訓練と言わざるをえなかった。私たちの戦争をしないさせない練馬アクションの呼びかけで、九条の会はじめいろんな団体が集まって、50人くらいの抗議のスタンディングと反対のリレートークを行った。重要土地等調査規制法は9月に東北地方から千葉、埼玉、東京にかけての地域の候補があげられた。練馬もまずは朝霞駐屯地が審議過程で候補にあがり、12月に決められそうだ。内閣府は住民説明会もやらない。重要土地規制法も避難訓練も練馬に駐屯地があるからだ。先制攻撃をしようとしているから攻撃されることを想定する。沖縄が戦場になる時は、ここや朝霞や横田や横須賀がまず攻撃される。そういう戦争を想定した訓練をもう始めている。それを何とか止めたい。そして、国民保護は企業にとって利権になる。自衛隊駐屯地の要塞化、シェルター建設、これらにも建設企業はむらがっている。省庁を超えて抗議行動を行っていく」。
辺野古の海を土砂で埋めるな首都圏連絡会が沖縄の闘いに連帯する連続行動を提起した。
【11月18日(土)~12月10日(日)】
とんでもないぞ!
辺野古「代執行」キャンペーン
★いろいろな場でアピール★街頭で、集まる場で、周辺の人にも
◎アピールをお知らせ下さい。
「#玉城デニー知事を支持します」XまたはFBで投稿、または問い合わせ先に。期間外でもつながっていきましょう。
◎辺野古「代執行」の問題を4コマ漫画で伝えるリーフレットを配りましょう。
★共同行動★ みんな集まってアピールしましょう!
12月10日(日)14時~集会14時50分~デモ出発
東池袋中央公園(「サンシャイン60」隣り)有楽町線「東池袋」駅5分、JR・地下鉄・西武線「池袋」駅15分
呼びかけ「とんでもないぞ辺野古大実行キャンペーン」。
催しものの案内。12月16日(土)午後1時半、林野会館大ホール(地下鉄丸ノ内線「茗荷谷駅」下車)「ゴーヤとゴーヤーはどう違う? 沖縄とヤマト、溝を考える」オンライン講演 比嘉光龍さん、沖縄古武道、唱・三線、琉球舞踊。
今回の防衛省申し入れは2団体が行った。来月は12月4日(月)午後6時半から。 (M)

山城博治さんと共に防衛省申し入れ(11.6)
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