11.17イスラエル大使館抗議に900人
「沈黙」は虐殺への加担だ
日本政府は黙認をやめろ
【東京】11月17日午後7時から、イスラエル大使館近くで「Stop!Genocide Youth Action」が、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会青年PT」の呼びかけで行われ、900人が参加した。イスラエル大使館に行く交差点は不当にも警察官によって封鎖されていて、交差点を挟んだ歩道の一部に並んで抗議行動を行った。
イスラエル大使館の近くへ行き、要請文を読み上げて、大使館にはポストがないのでそれを敷地に投げ入れるしかないが、その人数も1回につき、5人という制限が加えられた。
イスラエル大使館へ抗議のコール。「フリーフリー パレスチナ(パレスチナの解放を)。ストップストップ ジェノサイド(虐殺やめろ)。シェイムオンイスラエル(恥を知れイスラエル)。シェイムオンUSA(恥を知れアメリカ)。シェイムオン岸田(恥を知れ岸田)。爆撃やめろ。子どもを殺すな。地上戦やめろ。今すぐ撤退。国際法を守れ。人を殺すな。今すぐ停戦」。
1万人以上が
虐殺された!
次に、司会の菱山南帆子さん(総がかり行動実行委)がイスラエル大使館への要請文を読み上げた。
「イスラエルはガザへの地上戦・空爆を今すぐやめろ。侵攻により殺されたガザ市民は1万人を超えた。ガザの病院周辺や救急車、難民キャンプなどを狙って、爆撃を繰り返している。さらにはガザ市最大のシファ病院の救護隊・市民を虐殺したことは許しがたい犯罪行為だ。殺された人のうち40%は子どもだ。41日間の間に1万人以上の市民の命を奪うことはジェノサイドに他ならない。今イスラエル大使館前に集まっている市民は即時の停戦を求めている。パレスチナ市民を殺すな。空爆やめろ。地上戦やめろ。子どもを殺すな。虐殺やめろ。国際法を守れ」。
総がかり行動青年PTがそれぞれ、この行動にかける思いを語り、イスラエルによる虐殺を直ちにやめろと訴えた。
「イスラエルのパレスチナ虐殺を見るなかで、自分が勉強してこなかったので、どういったことを考え、行動をしていいか悩んだ。最近のガザのひどい状況、子どもたちが殺されていることを見ているなかで、声を上げなければいけない、行動しなければいけないと考えて、イスラエル大使館抗議行動に、総がかり行動青年PTとやることに賛成した。ガザやイスラエルに行って、行動はできないが、日本の足元で行動はできる。日本政府が即時停戦を求めるように、働きかけをしたい」。
申し入れ行動から帰ってきた仲間が「イスラエル大使館の前に申し入れを受け取る人はいない。どんな理由があっても虐殺を許してはならない。われわれの行動は無力ではない。いっしょに声をあげていこう」と報告した。
政府・外務省
の責任は重大
パレスチナに友人がいる人が現地の状況を報告した。次に、ユダヤ系アメリカ人が「今、広島で勉強している。私の父親はパレスチナ生まれ。祖父はアウシュビィッツで死んだ。今の東京の人の行動ありがとう。ヒロシマの平和公園では毎日行動が行われている。沖縄から戦争反対を訴えている。沖縄の問題はパレスチナの問題と同じだ」と訴えた。スピーチの後半は英語だったので、それを理解し、共感した参加した外国人たちから大きな拍手が沸き起こった。
11月19日午後4時から、新宿駅東口アルタ前に集まり、新宿デモを行う予定が報告され、コールを行い、行動を終えた。 (M)
ガザの住民、子どもたちを殺すな!(11.17)
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