沖縄を再び戦場にさせない！

　【大阪】南西諸島の軍備増強に反対する１万人の県民集会が11月23日那覇市で開かれ、その集会に連帯する同時集会が、同時集会inおおさか実行委員会の主催で、同時刻に大阪市西梅田公園で開かれ、４００人の市民が参加した。
　「月桃の花」歌舞団の演舞でオープニングし、開会のあいさつの後、川口真由美さん（シンガーソングライター）、牧志徳さん（三線と島唄）の歌のライブ。

沖縄を対中の
「盾」にするな
　集会の呼びかけを西尾慧吾さん（大椿ゆう子参院議員秘書）が行った。　「沖縄の切なる願いを私たちは裏切り続けてきたことを真摯に反省しなければいけないと述べ、日本政府が石垣島・宮古島など琉球弧の島々に中国本土を射程に入れた長距離ミサイルを配備しようとしている、日本が沖縄、東アジアを戦火に巻き込む主犯格になっている」と批判。
　「『辺野古反対』が県民の民意であるにもかかわらず、司法はこれを無視している。戦没者の遺骨が埋まっている土砂を辺野古新基地建設に使おうとしている。沖縄では基地があることで米兵による事件が後を絶たず、性暴力も繰り返され、爆音が平穏な生活を奪っている。にもかかわらず、日本政府は日米地位協定を改善する努力すら見せない。１９５２年から１９７２年の間に本土から沖縄への米軍基地・部隊の移駐が進み、それ以後も沖縄への軍事負担の一極集中は変わらない。
　今、日本は沖縄戦前と全く同じように、沖縄を対中戦の『盾』に使おうと、沖縄のさらなる軍事植民地化に走っていると指摘し、日本国憲法の前文を引用しながら、軍事占領と植民地主義を根絶しなければいけない、沖縄も日本も、パレスチナもウクライナも、そして世界中のどこも戦場にしてはならない」と呼びかけた。
　議員政党関係では、兵庫県からは北上兵庫県会議員、加茂川西市会議員、大阪府からは長崎社民党府連合代表、野村立憲民主党枚方市会議員が挨拶をした。れいわ新選組大石衆院議員のメッセージが代読された。

玉城知事を
支持します
　沖縄県民大会の現場から県民の会の若者メンバー（石垣島出身26歳女性）の電話によるメッセージでは、軍事化が進む各島々からの報告が始まるところだ、これから沖縄では港や空港の軍事利用が問題になってくる。住民の意思など全く考慮されずに、様々な問題が押し寄せているとの報告があった。
　市民団体アピールでは、市民デモHYOGO、ジュゴン保護キャンペーンセンター、南西諸島への自衛隊配備に反対する大阪の会、日本基督教団大阪教区沖縄交流・連帯委員会、辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動、宮古島の要塞化に反対する会からアピールがあった。
　最後に、再び音楽でSwing MASAさん（Jazz Sax奏者）のライブ。
　集会後は、「玉城知事を支持します」の横断幕を先頭にデモ行進を敢行した。
　　　　　　　　（Ｔ・Ｔ）

沖縄の人びとと共に行動しよう（11.23大阪）

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