12.6イスラエル大使館に抗議
ガザへの空爆・殺りくを直ちにやめなさい!
【東京】12月6日午後2時から5時まで、東京都千代田区麹町のイスラエル大使館前で、「パレスチナに平和を イスラエル大使館12・6緊急行動」が行われた。
イスラエル軍とハマスとの休戦は11月24日から4日間で合意され、その後2日間延長され、12月1日に期限切れとなった。その直後からイスラエル軍の空爆、地上戦が再開された。ガザ北部・南部の住民の犠牲者は1万7000人を超え、そのうちの7割が女性や子どもたち。
このひどい状況に怒りをもって200人の市民が集まり、イスラエル大使館に向かって「イスラエルは恥を知れ!」「ガザへの空爆をやめろ」「パレスチナに自由を!」と叫んだ。
いま止められない
のが本当に悔しい
この日の集会は、時間帯ごとにイスラエル大使館への抗議、「なりぞう」さんの歌、スピーチ、座り込みが行われた。集会の始めに高田健さん(総がかり行動実行委員会)は、「いまこの時間にもガザへの攻撃で、住民が殺され続けている。本当にくやしい」「今までいろんな行動を積み重ねてきたが、全世界の人びとと連帯して連帯してイスラエルに圧力をかけ、攻撃が止まるまで頑張っていきたい」と訴えた。
スピーチでは「職場の友人から聞いて初めて参加した」という女性が「自分のためにも今日参加してよかった。学校や病院に爆弾を落とすというのは誰が見ても間違っていると思う。こんなことが止められないなんて、人間に絶望してしまうのではないか。私はあきらめないで声をあげていきたい」とアピール。
社会のあり方
変える闘いへ
イスラエル大使館への申し入れに参加した全労協退職者組合の瀧さんは「小さい行動ですが積み重ねていくことで社会を変える原動力になると思います。私は30年前、パレスチナの難民の子どもの里親を10年ほどしていました。無事でいれば42歳になる女性と30代の男性です。毎日報道される虐殺の映像を腹立たしい思いで見ています。小さな運動の積み重ねが社会を変える原動力になることを信じて、一緒に頑張っていきたい」と話した。
日本キリスト教協議会総幹事のキム・ソンジェさんは、パレスチナの人びと、ガザの人びとの悲劇の始まりがどこにあるか、歴史的な視点から話され、旧約聖書出エジプト記20章13節の「殺してはならない」という言葉をイスラエル大使館に向けて叫び、「平和な土地を先住の民パレスチナの人びとに返してください、と訴えた。
参加者たちは、あらためてイスラエルのガザ軍事侵攻と、市民虐殺をストップさせるために行動を広げることを誓い合った。(YK)
イスラエル大使館に緊急抗議行動(12.6)
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