イスラエルは虐殺やめろ!即時停戦!1・13イスラエル大使館前行動
パレスチナ連帯・国際行動
パレスチナに平和を!緊急行動
【東京】1月13日午後4時半から、 「パレスチナ連帯・国際行動 イスラエルは虐殺やめろ!即時停戦!1・13イスラエル大使館前行動」がパレスチナに平和を!緊急行動 の呼びかけによって行われた。あいにくのみぞれが降る冷たい天気のなか500人が参加した。
国際連帯行動として
大使館へ抗議
司会の菱山さんが「英国のロンドンから国際連帯の呼びかけがされた。これに呼応していっしょに声をあげようということで、緊急にイスラエル大使館抗議行動を行うことにした。池袋や新宿でも連帯行動が行われている。クリスマスも正月もなく、イスラエルによるガザへの爆撃は続いている。先日は一日の死者が最大になった。あきらめずに声を上げていこう」と説明し、行動が開始された。
シュプレヒコール。「イスラエルは虐殺やめろ 今すぐ停戦 ガザに平和を パレスチナに連帯」。
アラブ諸国の裏切りを批判
参加者のパレスチナ人の発言。
「ガザの難民キャンプが空爆された。ガザの姪たちと連絡がついた。日本に何を伝えて欲しいのかと聞いた。『雨の中、寒い中行動してくれている皆さんに本当にありがとう』。日本の支援の声は届いている。イスラム教徒であるガザの人たちを助けようとしないイスラム諸国。さらに悪いことにほとんどの国がテロリスト国家イスラエルと協力している。彼女はアラブ諸国の裏切りを批判している。特にエジプトとヨルダン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦に対する怒りが強い。アメリカとイスラエルは犯罪者で共犯者だ。アラブ諸国も共犯者であることを忘れないでほしい。ヨーロッパ、日本も同じ枠だ。ガザからエジプトに逃れるには1万ドルをエジプトに払わなければならない。本当に許せない」。
「パレスチナはイスラム教徒の問題だと言われるがそうじゃない。アメリカとヨーロッパのキリスト教徒、ユダヤ教徒は停戦を呼びかけるために、友情・家族関係・キャリアを危険にさらしている。日本で皆さんのように、毎週・毎日、大量虐殺を止めようとして出かけている。でも、湾岸諸国はマクドナルドなどをボイコットしていない」。
「姪が学校が恋しいと言った。失った友だち、先生たちのことを考えるとイスラエルの空爆でいなくなったので恐いと言った。何十人も生徒がいる学校を今は想像できない。『ガザってどこ、そんなのはないよ。すべてが破壊された』。子どもたちの言葉を脳裏に刻んでほしい。ぼくたちの要求は停戦に限っていない。その後のことを考えないといけない。空爆が止まっても、それ以上の強さを持って叫び続けてほしい。パレスチナが自由になるまで」。
イスラエル大使館へ抗議・申し入れ
次にイスラエル大使館への申し入れ書が読み上げられ、イスラエル大使館の敷地に向けて投げ入れられた。申し入れ行動は数回行われた。
「ガザへの攻撃を止めろ 即時停戦を。ガザ市民の死者数は2万3500人を超えた。死者数の半数は子どもだ。さらに行方不明者が大勢いるので、死者数はかなり多いでしょう。貴国はクリスマスも年明けも関係なく、攻撃を続けていますが貴国による攻撃により、亡くなった子どもたちに何の罪があるのでしょうか。人は生まれる場所も時代も選べません。それなのにもかかわらず、たまたまガザで生まれた赤ん坊までもがハマスの予備軍だと言って、殺害を受けている」。
「貴国の行為はジェノサイドであり、国際法違反です。イスラエル大使館前に集まる市民はただちの停戦とガザからの撤退を訴えます。これ以上市民を殺すな。空爆止めろ。人を殺すな。今すぐ停戦。フリーフリーパレスチナ。ストップストップジェノサイド。イスラエルは恥を知れ。虐殺するな。子どもを殺すな。国際法を守れ」。
南アフリカが国際刑事裁判所に提訴
1000人委員会の藤本泰成の発言の後、新宿で行動をやっていたBDS(「ボイコット、投資撤収、制裁」運動)の岡本さんが発言した。
「おととい南アフリカが国際刑事裁判所にイスラエルを告訴した。ジェノサイドについても、確証ある意見を発表した。イスラエルはそれを否定し、まったく筋が通らない話をした。私たちはそれを許してはいけない。南アフリカを支援していく。BDSの仲間が一人で南アフリカ大使館の前で支持のスタンディングを行った。大使館の人の出てきてくれて歓迎された」。
「ガザではベッドはおろか、ストレッチに3人の子どもが乗っかっている状態で治療が行われている。大人に対してはストレッチもなくて、血のりのついた床に置かれ治療がされている。そうした中で死体がどんどん増えている。死者は2万4000人を超え、その8割が女性と子どもである。とてもひどいことをイスラエルはやっている」。
「日本政府は一言も何の非難もしていない。南アフリカへの支援もしない。日本人として恥ずかしい。平和憲法を持っている日本が戦争を止めさせる行動を一番やらなければいけない。ハマスに停戦をさせる。イスラエルを占領地から撤退させる。そしてパレスチナの自由を勝ち取る」。
イスラエルの犯罪行為はすべて明るみに出た
パレスチナ人のハルーニさんの訴え。
「虐殺が始まって、100日間経つ今日私たちはパレスチナ人に対する虐殺について行動しているのが信じられない。私たちはまだここでイスラエルによって殺されたパレスチナの子どもたちを運ぶためには177台ものバスが必要だ。現地の悲惨さを伝えようとしている。これまでに2万5000人以上が殺されている。2万5000の希望と夢が実現しないまま、2万5000の未来が失われた」。
「皆疲れ切っている。精神的にもただただ疲れ切っている。私たちは人間だから、できることには限りある。……イスラエルの虐殺を止めるために、企業に対してイスラエル製品をボイコットするように圧力をかけよう。われわれは止まれません。止まってはならない」。
「皆さんもご存じのように、この2日間で南アフリカの仲間たちがイスラエルを国際刑事裁判所に提訴し、彼らを虐殺の罪で裁かんとしている。これまでイスラエルが虐殺の罪に問われたことがないことを考えれば歴史的象徴的瞬間だ。それだけではなく、これは人類にとって想像的勝利の瞬間だ。ジェノサイド条約にあるネバーアゲイン、2度と繰り返さないにあるように、イスラエルの犯罪行為はすべて明るみに出され、公的文書になったからだ。これにより、イスラエルや西欧諸国の偽善がより明確に示された」。
「最後に、ネルソン・マンデラの有名な言葉でくくりたい。『私たちの自由はパレスチナ人の自由なしには完全ではないことを私たちはよく知っている』。フリーパレスタイン フリーガザ」。
この日も、参加者に多くのアラブ人やイスラム系人々が集まり、雨具を持っていない人も多かった。最悪の天候にも関わらず、ガザなどでひどいイスラエルの虐殺を何とか止めようと最期までがんばり抜いた。雨がみぞれに変わり強く降る中で行動を終えた。
次の行動は1月25日(木)午後6時半から午後7時半
イスラエルは虐殺やめろ!即時停戦!1・25アルタ前アクション
場所:新宿駅東口広場(アルタ前)呼びかけ:パレスチナに平和を!緊急行動
(M)
みぞれの降る中、多くの人びとがイスラエル大使館抗議行動(1.13)
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