12.29~1.4山谷越冬闘争

厳しい環境の中でやりぬいた

 【東京】今年も12月29日の昼から1月4日の早朝まで、城北労働福祉センター前の路上を拠点に、越年越冬闘争が行われた。
コロナ禍で今年も集団野営は中止し、希望者には寝袋や毛布を配布するなど感染対策を徹底しながらも、朝夕の炊事をのほか、30日には衣類配布、そして31日夕食後の年越しそば(カップ麺だが)や1日のセンター前での餅つき、2日の全統一労組の方や外国人労働者と合流しての上野公園での餅つきなど多くの人々のご支援により1週間の越年をやり切った。
 4日の朝食後には事実上の東京都の出先機関である、城北労働福祉センターとの交渉を行い、その中で昨年センター2Fの医療相談室が血圧が200を超えている仲間を「福祉に行け」と診療を拒否し追い返した数日後に亡くなったことに対し「事実を把握していない」「適切な対応だった」という発言には参加した仲間たちから怒りの声が上がり、今後も追究していくことになった。

多くの人々と
交流を深めて

 山谷の周辺でも再開発が進み、越年や炊き出しの拠点としているセンター前の向かいもドヤ(簡易宿泊所)4軒だったものが数年前には2軒が高層マンションに変わり、今年の年末にはさらに1軒が閉じるなど、毎週の炊き出しの存続も危ぶまれている。

1月7日には
山谷一周デモ

 越冬闘争実行委員会に参加した仲間は、厳しい状況の中、たくさんの人々の参加と協力で越年闘争を貫徹した。
 1月7日には各地で越年を闘った仲間と共に過剰警備を跳ね返して山谷一周のデモを闘った。 (板)

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