2.24ウクライナに平和を!青山集会&デモ
【東京】前日の朝からの雨とは打って変わって、日差しの暖かな2月24日、東京都港区にある青山公園南地区多目的広場で、「ロシアのウクライナ侵攻から2年。ウクライナに平和を!青山集会&デモ」が「さよなら原発1000万人アクション」と「総がかり行動実行委」の主催で午後1時半から開催された。参加者は500人。
集会はキリスト者平和ネットの吉田留都さんの司会で始まり、主催者を代表して「総がかり行動実行委」の藤本泰成さんが、「2022年の2月24日のロシアのウクライナ侵攻から今日で2年がたちました。私たちはロシアを非難した。しかしウクライナの状況は変わっていない。590万人が避難民となり、1万人以上の死者が出ている。戦争はいかなる『大義』があっても理不尽に命を奪う」とアピ―ルした。
「イスラエルのガザ軍事侵攻と大虐殺」と重ね合わせながら、ロシアのウクライナ侵攻と大虐殺を絶対に許してはならない、と藤本さんは強調した。次に1960年代半ばから活躍する中川五郎さんの歌。「空飛ぶ金のしゃちほこ」ほか3曲を熱唱した。
歌に続いて、総がかり行動実行委の小田川和義さんが「ガザでのイスラエルの大虐殺、ロシアの戦争犯罪を共に批判し、やめさせよう」とアピールした。「さようなら原発」の松久保肇さん(原子力資料情報室)も核大国ロシアによる戦争が、全世界の人びとの生存そのものを脅かすものであることを切実な危機感をもって訴えた。
集会ではウクライナの女性、カテリーナさんも参加した。カテリーナさんはチェルノブイリ原発から2・5キロ離れたところで生れ、19歳の時に来日し、音楽活動を始めた。ウクライナの民族楽器バンドゥーラの演奏をしながら東京を中心に音楽活動をしている。現在、ロシアによる侵略戦争の中でウクライナの文化、伝統、民族、歴史が奪われる状況となっているが、そうであればこそ「音楽・文化」活動の意味は大きくなっているのだろう。カテリーナさんは「早く戦争が終わってほしい。どの国でも戦争が起きないように。ずっと自由で安全で平和であるように、また青い空が続きますように」、と『翼をください』を熱唱した。
集会後のデモでは、核兵器も戦争もない自由な民衆の生活を築き上げるメッセージを、道行く人びとに訴えた。 (K)
反戦演奏するカテリーナさん(2.24)
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