アイヌ民族の先住権認めろ!
3.28 ヘイトスピーチ・複合差別許すな院内集会
【東京】3月28日午後5時から衆院第2議員会館1階多目的室で「ヘイトスピーチ・複合差別を許さない アイヌ民族の先住権を認めろ3・28院内集会」が行われた。あいさつは「先住民族アイヌの声」の多原良子さん。多原さんは「歴史を検証すればアイヌが先住民族であることは明白」と自信をこめてアピールした。事務局長の出原昌光さんは「差別発言氾濫には危機感を抱いている。歴史を検証すればアイヌの人びとが先住民族であることは明白だ」とアピールした。
続いてメインの講演を辛淑玉(しんすご)さんが「私とアイヌ」というテーマで行った。辛さんは「今まで自分が口に出してよかったことがなかった」という。作家の杉田みおからは「差別によって飯を食っている」とのレッテルを貼られてきた。杉田は「辛淑玉など在日朝鮮人による「反日・反米工作糾弾!」と言い続けている。
しかしアイヌは今ここにいるのだ。「差別された存在であることを売り物にしている」という暴言にさらされながら生き、主張し、闘っているのだ。払拭できない植民地主義を克服するために行動しているのだ。
首都圏副代表でアイヌ民族の石原修さんは、「アイヌとしてのアイデンティティーは、なくなっているわけではない。アイヌ民族の権利回復・自立のための措置を撮る必要がある。政府、北海道庁は何もせず、内容のない法律を作って、それで終わりにしようとしている。白紙に戻せ。法律そのものを作り直すべきだ。同化されなければならない理由はない。もう屈服することはない」と力強くアピール。
「メノコモシモシ」の加賀谷京子さんは「自分が存在することへの誇り」を主張。ヘイトスピーチ、複合差別を許さない、と訴えた。さらに「アイヌ民族の先住権を認めよ」の声が上がった。平和フォーラムの藤本泰成さん、部落解放同盟の和田献一さんからも植民地支配の不当性を強調する発言が行われた。 (K)
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