4.7関生支援全国同時アクション
大阪裁判所前の決起集会に430人
【大阪】労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪主催の、不当弾圧許さない!決起集会が4月7日、大阪裁判所前の西天満若松浜公園で開かれ、430人の労働者市民が参加した。
裁判闘争勝利へ
冒頭、小林勝彦さん(全港湾大阪支部委員長)が実行委員会代表として主催者あいさつをし、「1審の裁判は京都地裁の判決で全て終わる。結果がどうあれ次は控訴審になっていく。その意味からも、ここ大阪高裁前で集会をもつことになった」と述べ、これからも続く裁判闘争への結集を訴えた。
さらに、「第二次大津事件で9人のうち7人が無罪になった。大津地裁のこの裁判長は、昨年湯川委員長に4年の実刑判決を下した裁判長だが、彼ですら無罪判決しかあり得なかったということだ」。
「瀬戸さん(右翼)に広域協組がお金を渡し、デマ宣伝を頼んでいたのだということが、MBS(4月1日深夜に放映された映像24、労組と弾圧―関西生コン事件を考える―)の番組で明らかになった。広域はウソを言っていたと確信できた。われわれはもっと事件の真実を宣伝していかなければいけない」と語った。
労組弾圧
をはねかえそう
続いて湯川裕司さん(全日建連帯労組近畿地本関生支部委員長)があいさつをし、「加茂生コン事件は、1審では無罪だったが2審で差し戻しになった。MBSの番組をみても、裁判所が偏見を持っているのだと思った。武前委員長と私の京都事件は、9月に最終弁論のはこびとなる。最高裁まで行けば、あと4年ぐらいはかかる。だが本来労働組合の事件は刑事事件にならないと弁護団の先生もいっている。
最近、民放テレビのコメンテーターも、労働者の賃上げが停滞しているのは、産業別組合がないからだという発言をしている。警察の偉いさんが出てきて、私たちのことをギリギリの無罪だといっているが、そこには政治の反動が影響している。安倍政権の時に特に強まった。ギリギリなどというものはない。裁判では、警察検察が100%有罪を立証しなければならない。それができなければ無罪なのだ。検察はそのことをわかっているのか。
最近裁判所は、推認とか共謀というところで判断することがある。司法権そのものが危うい状態だ。世の流れとか権力側の意向に左右されるようではダメだ。私たちは今後も皆さんと共闘しこの弾圧を乗り越えていく。いろいろな運動にわがこととして参加していく」と述べた。
この後、次々と参加団体があいさつをした。団体名は次の通り、関生弾圧に反対する東海の会、反弾圧京滋実行委員会、改憲阻止大行進、留学同大阪、全国金属機械港合同、全港湾大阪支部、なかまユニオン、大阪全労協、関西合同労組、平和と民主主義をめざす全国交歓会、兵庫ユニオン、労組交流センター、全港湾神戸支部。
集会後、梅田までデモを敢行した。 (T・T)
労組つぶしの大弾圧許さない、と闘いを宣言(4.7)
週刊かけはし
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009 新時代社