投書 ガザを殺すな 4・7首相官邸前アクションに参加した

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 4月7日・日曜日「ガザ侵攻半年経過 STOP KILLING GAZA #ガザを殺すな! 全国連帯アクション」がおこなわれた。東京では15時から17時にかけて首相官邸前でスタンディングデモがおこなわれた。主催は「〈パレスチナ〉を生きる人々を想う学生若者有志の会」で、共催は「We Want Our Future」だ。
 最初に、デモの趣旨が説明される。「いまも虐殺はとまらないどころか加速し続けています。この半年間、私たちの政府は何をしていたんでしょうか。私たちはもっともっと私たちの政府に対してプレッシャーをかけBDS運動をおしすすめ、一刻も早くこのジェノサイドとパレスチナの占領を終わらせなければいけません。1人1人のみなさんの声が重要です。本気で声をあげましょう」。
 次に、とりさん(「〈パレスチナ〉を生きる人々を想う学生若者有志の会」)が発言した。「私たちは虐殺を、民族浄化を半年間目撃し続けています。日本がこれまでしてきたことは、いまイスラエルがやっていることと重なって見える時があります。パレスチナ人は言いました。パレスチナ人はここに存在する、他の人たちと同じ権利・自由を求めていると。ここにいる私たちは他の人たちが私たちと同じように尊重されて生きることを望んでいます」。
 次は、タティアナさん(パレスチナ人)が発言した。「イスラエルは183日間でガザ地区のパレスチナ人4万人をこえる人びとを殺害しました。毎日残虐性のレベルが更新されており、イスラエルはパレスチナ人をゲーム感覚で殺しています。パレスチナ人を殺したり拷問したりまるで人間狩りの様子を彼らはSNS等で発信しています。ジェノサイドに加担するだけでなく共犯する、こんな国にどう誇りを持てばいいんでしょうか。いまの政権はみなさんの声や訴えを代弁していますか。私たちの税金を使ってジェノサイドに加担・共犯する政府に怒りを感じませんか。そうであるならば怒りをぶつけてください。声を上げてください」。
 次は、「BDS Japan Bulletin」というグループで活動している人の発言だ。「国会議員と議員秘書と国家公務員のみなさん、そして政治家のみなさん、いますぐやってほしいことがあります。イスラエルとの武器取引を全部禁止にするということを明確に打ち出してください。当然デュアルユース製品も取引禁止してください。何よりも国際司法裁判所の暫定措置命令にちゃんと従ってください。防衛省はイスラエルの軍需企業からいま攻撃機を買おうとしています。絶対にやめてください。本当はイスラエルがパレスチナ人の人権侵害をとめるまでイスラエル産の製品を全部禁輸にすべきです。それがいますぐ出来ないならもう最低限入植地製品の禁輸なんて当たり前です」。
 次は「WE WANT OUR FUTURE」のかりんさんの発言だ。「先日ガザ地区では支援活動をおこなっていた国際的なNGOワールド・セントラル・キッチンのスタッフ7名がイスラエル軍の攻撃によって死亡しました。イスラエル軍に活動を告知しその指示のもと動いていたにもかかわらずです。団体の代表者は言いました。ガザでの虐殺は人類への攻撃だと。この国の政治家の人にとって日本国憲法に立ち戻っていただきたいのです。それは憲法という規範にもとづき政治をおこなうことを義務付けられている政治家としての責務です」。
 次は、パレスチナ人の方がスピーチした。立憲民主党の石川大我(いしかわ・たいが)さんは、「私はLGBTの当事者ですけれどもパレスチナでイスラエル軍が戦車にレインボーフラッグを掲げるという愚行をおこないました。私たちの象徴であるレインボーフラッグが戦争に利用されることを当事者の1人として断固拒否したいと思います」と発言した。DANNY JIN(ダニー・ジン)さんがラップでPeace(ピース)という曲を歌った。
 最後に、終わりのあいさつがあった。「私たちは6か月もジェノサイドをとめられないでいます。パレスチナが解放されるまでみなさん声を上げましょう」。
途中で帰った人も含めて約300人が参加した。コール等は省略した。フリーパレスタイン。(2024年5月6日)

日本政府はイスラエルと協力するな 首相官邸前で抗議(4.7)

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