4.26憲法改悪を許さない東京東部大集会
いのちを守ろう! 9条を守ろう!
【東京】4月26日午後6時半から、江東区亀戸文化センター・カメリアホールで「いのちを守ろう!9条を守ろう! 第2回憲法改悪を許さない 東京東部大集会」が憲法改悪を許さない東京東部大集会実行委の主催で行われ、会場にいっぱいに400人が参加した。
任期中改憲を
公言する岸田
司会をみずま雪絵さん(葛飾区議会議員)、主催者あいさつを中村まさ子さん(前江東区議)が「岸田首相は任期中の改憲を行うと表明している。4月の日米首脳会談で、自衛隊と米軍で一体で戦争をできるようにする、と発言した。そして国会では地方自治の改正案を提出し、大規模災害などで、国が自治体に補充的指示ができるように改悪しようとしている。そして沖縄辺野古建設のための大浦湾埋立で、知事の拒否権を代執行で奪い、埋め立てを強行している。こうした国の姿勢は許せない」と憲法をないがしろにする岸田政権を批判し、憲法を実現することの重要性を訴えた。
田中優子前法
大総長の講演
田中優子さん(前法政大学総長)が「『新たな戦前』にストップ 憲法改悪を許さない」と題して講演を行った。
田中さんは最初に講演の中身を概括的に訴えた。
「安保三文書の採択など憲法を無視した閣議決定がされている。憲法は無視されているのか、と問い。無視されているのは異常だ。日米首脳会談は主権の一部を渡すかもしれないものだった。人工知能・5Gは米国の下に日本が組み込まれる。主権が切り離され、国としての立場を持てなくなる。国と国との関係が溶けていく」。
「ガザ、ウクライナでの戦争の殺りくを映像を見て実感している。攻撃側はドローンなどで無人化していく。それを誰かがどっかで支配している。それでも死ぬのは人間だ。やっている方は人を殺していると思わない。いざ戦争となれば、国の中の基地が狙われる。日本の中で基地が急速に作られている。沖縄から九州へと広がっている。沖縄をしっかり見ておく必要がある。次は自分たちの番だ」。
「核戦争になるかもしれない。戦争を起こさせない。戦争反対のうねりをつくる。ほっておかない。黙っていることが問題だ。正確な情報をとる。憲法の精神を守っていく」。
鳩のスカーフ
で共感作ろう
田中さんは講演の最後の方で、昨年1月11日に「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」が発足し、署名や議員会館で記者会見を行い、東京以外でも全国に広がっていること、政府への要求(①軍事費GDP2%を撤回すること②歯止めなき軍拡を押し進めることをやめ、そして女性や子ども、若者や社会的弱者の目線に立った政策を進めること)を出していることを紹介した。そして、「鳩のロゴの入ったスカーフ」を作り、それをつけることで共感を広げていこうと訴えた。
集会アピールの採択、日音協東京都支部の歌があり、5・3憲法集会に集まろうと行動提起があった。改憲反対の闘いをより押し進めよう。 (M)
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