6.16関西ガザ緊急アクション
イスラエルは攻撃止め、今すぐ停戦を!
【大阪】関西ガザ緊急アクション主催の行動が6月16日、大阪市の南堀江公園で開かれ、200人の市民が参加し、樋口さんの歌と演奏で開会した。
パレスチナ人全体が抵抗運動を支えている
主催者を代表して、役重善洋さんがあいさつ、「ガザでのジェノサイドが始まって8ヶ月が過ぎた。バイデン政権は想定以上のハマス側の抵抗によって追いつめられ、停戦の方向に動きつつある。アラブ諸国のカタール、エジプトが仲介している。なぜもっと早くこの動きにならなかったのか。対ハマス軍事作戦は短期間で終わらせられるという見通しがあったのであろう。メディアの報道でも、抵抗しているのはハマスだけであるような印象を持たされてしまっているが、それは間違いだ。ガザにおけるパレスチナ人のほとんどすべてが抵抗運動に共同して参加している。米国では、ハマスを悪魔化し、イスラエルに対する偏見が混ざり合って、ガザへの攻撃を必要なこととする世論がつくられてきた」。
「今ガザで闘っている人々の中には、イスラム勢力の人もいるが、PFLPなどマルクス主義組織やファタハ系の世俗的なグループもあり、これらがそれぞれ独立して闘っているわけではない。ガザで武器を持って闘っている人たちにはそれぞれ家族があり、コミュニティがある。ガザにいるパレスチナ人全体が抵抗運動を支えている。イスラエル軍と戦っているのはガザの人々全体だ。この点をおさえる必要がある。あらゆる植民地解放闘争と呼ばれる戦い、ベトナムであれ、中国であれ、かつての朝鮮半島であれ同じことだ。このような状況に対して、米国が方針を変えざるをえなくなったということを確認したい」と述べた。
続いて、参加者からアピールが続いた。ボイコット運動を担っているグループ(全交)から、三菱重工や石川播磨重工への抗議・防衛省への申し入れ行動の報告があった。川崎重工の株主総会へのアクションの呼びかけもあった。
9の日行動をしている平和市民アクションからのアピール、バーレーンからの留学生アピール、昨年12月イスラエルのガザ空爆で死亡した詩人ウスアト・アル・アラウィールさんの詩の朗読があった。続いて、辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動の人たちによるミニライブがあった。
イスラエルの虐殺攻撃に抗して
最後に発言した在日パレスチナ人の女性は、「家族が1967年ナクバの時に強制退去させられ、それ以来祖国に帰ることができない。今日は、イスラム巡礼の最後の日で、家族にとっては祝い日だが、私は祝えない。しかし、ここに来て、希望がわいてきて、生きる力をもらった」と、涙ながらに訴えたのが心に残った。
集会後は、若者が集まるアメリカ村の中を通って御堂筋に出て、なんばまでのコースでデモを行った。 (T・T)

御堂筋で「ガザのジェノサイドをやめろ!」と訴える(6.16)
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