9.23世界気候アクション 気候マーチ@渋谷

「気候変動は命の問題─止めるのは今しかない」

差別・暴力・
戦争はゴメン
 9月23日午後3時から、国連大学前で「世界気候アクション 気候マーチ@渋谷」がfridaysforfuturetokyo の呼びかけで行われ、若者を中心に、さまざまな人たち400人が集まった。
 「気候変動は命の問題」をメインテーマにして、「①進み続ける気候危機 それを止めるのはいましかない②未来を守るのは私たち 必要なのは気候正義」などをコールした。
 呼びかけ人は「グレタ・トゥーンベリさんの呼びかけで気候環境アクションが始まり、社会問題に取り組んでいる人たちと共に、性別、人種、社会問題の違いを超えて命を守る。地球温暖化を止める。あらゆる差別、暴力、戦争に反対する。そのための行動だ」と訴えた。

未来を守る!
公正こそ大事
 参加した若者がアピールした。
 「私は15歳。今年の夏は暑かった。台風、豪雨が増えている。今までアクションに踏み込まなかった。同じ仲間たちを見て6月に仲間になった。活動をしてみてずっと深刻なことが分かった。先進国が排出しているのに、その被害は途上国に、弱者に多く押しつけられている」。
 「1・5℃下げる目標の7年を切った。個人の努力では間に合わない。企業・政府の変化を促さなければならない。それにはより多くの市民が関わること。われわれが変われば世界は変えられる。知ったらアクションをして伝えること。未来を守れるために声をあげよう」。
 高校2年生。「パキスタンの国土の3分の1が水浸し。氷河の溶解があったからだと言われている。大災害が発生している。これは被害を受けている人たちだけの問題ではなく、すべての人にとっての問題だ。1・5℃下げるリミットは2030年と言われている。苦しむことなく生活できるようにしなければならない。時代の曲がり角に来ている。動くのは今しかない」。

多彩な参加者
渋谷パレード
  こんな人が来ていると、ermhoi(エルムホイ、シンガーソングライター )、斎藤浩平さん(哲学者、経済思想史家 )、気候活動家・モデルの小野りりあんさんが紹介された。エルムホイさん「クライメイトライブでいろんな人に伝えていく」。斎藤さんは「気候問題、パキスタンの大洪水を見ると電力産業や大企業に変化を求めていかなければならない」と語った。小野りりあんさんは「長野県・白馬から仲間とともにやってきた。楽しくパレードしよう」と話した。
 集会の後、原宿を回り、渋谷を1周するパレードを行い、気候危機を訴えた。          (M)
 

気候をこわすな!私たちと地球の未来のために(9.23)
「今、ここで止めよう気候変動」とアピール(9.23)

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