ラテン・アメリカ

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ラテンアメリカ 左派政権の再登場

新たな「ピンクの波」か?取り巻く環境はより劣悪フランク・ガウディショー 「進歩派」諸政権前進から転落へ  近頃、いわゆる「進歩派」諸政権への回帰という話しが現れてきた。そうした政権を記述する方法はあり得るものとしていくつ […]

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エクアドル民衆的闘争からの新たな教訓のために

力としての人民が変革を可能に新自由主義の無抵抗主義打ち破れクリスティアン・アルテアガ  以下は、本紙7月14日号で紹介した、今年6月のエクアドルにおける民衆反乱に対するもうひとつの考察。今回のものは、運動の具体的な展開の […]

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エクアドルさらに力加え、再び民衆が決起

今度こそ新自由主義との決裂を多数のための構想は可能だフェルナンド・ロペス・ロメロ  世界的にインフレが進行中だが、エクアドルではこの物価高騰に対し、6月はじめから全国的な民衆の抗議行動が激化した。これに対し政府は非常事態 […]

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女性の権利要求を犯罪視し、弾圧を強める親帝国主義政権

タルシア・メデイロス 貧しい人々の70%が女性  グローバル化された資本主義によって作られた前進方向は、とりわけラテンアメリカにおいてこの地域を、社会的抵抗とさまざまな反資本主義闘争の合流のハリケーンの中心に置いた。 数 […]

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トロツキーとラテンアメリカ革命 

社会主義革命に導くための革命的左派の課題ルラ、チャベス、モラレス、コレア政権の歴史性と限界 今、なぜ、トロツキーか  ラテンアメリカの多くの国で左派・中道左派政権が相次いで誕生している。新自由主義経済改革の下で貧困に苦し […]

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新自由主義経済下のラテンアメリカ〔10〕

ラテンアメリカ左翼の動向 山本三郎 軍政との闘い、ソ連・東欧の崩壊を経て 1 ラテンアメリカ左翼の困難  1980年代というラテンアメリカの経済と政治の大転換期に、ラテンアメリカ左翼は少数の例外を除くと影響力をもって登場 […]

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新自由主義経済下のラテンアメリカ〔9〕

新自由主義経済改革を支えた政治構造 山本三郎 1 ポピュリズム政党の変身とその役割  ラテンアメリカにおける新自由主義経済政策への急激な転換は、〔Ⅷ〕―(1)で示したような広範な制度的改革を伴ったものであり、大きな社会的 […]

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新自由主義経済下のラテンアメリカ〔8〕

新自由主義経済10年の検証 山本三郎 1 新自由主義経済の歴史的意味  1994年のメキシコ金融危機による落ち込みを除くと、90年代のラテンアメリカ経済は安定的に成長を続けてきた。世界経済の成長センターとしてもてはやされ […]

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新自由主義経済下のラテンアメリカ〔7〕

経済危機と軍政の終焉(1980年代) 山本三郎 1 景気の後退とインフレーションの到来  1982年のメキシコの金融危機に端を発した債務危機は、ラテンアメリカ諸国を深刻な経済危機に追い込んだ。83年の域内平均GDP成長率 […]

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新自由主義経済下のラテンアメリカ〔6〕

軍事政権時代の政治と経済(1960年代~1970年代) 山本三郎 1 60年代~70年代の軍政の特徴  1964年のブラジルにおける軍事政権の成立以降、アルゼンチン、ペルー、ボリビア、そして従来、一定の民主主義的伝統を持 […]

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新自由主義経済下のラテンアメリカ〔5〕

輸入代替工業化の限界の露呈とポピュリズム政権の終焉(1950年代~1960年代) 山本三郎 1 輸入代替工業化政策の諸問題  輸入代替工業化政策は、初期の段階では確かに成功したようにみえた。とりわけ第二次世界大戦後の伸び […]

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新自由主義経済下のラテンアメリカ〔4〕

強権的寡頭支配の政治構造 山本三郎 1 強権的政治支配の背景  ラテンアメリカの政治を特徴づけているのは、きわめて暴力的で、強権的な支配の構造、政治の構造である。それは1960年代から70年代にかけて数多く登場した軍事政 […]