トルコ この無慈悲さはわが国の当たり前ではない われわれは力の限りわが人民と連帯して立ち上がる
声明
われわれは力の2023年2月7日 トルコ労働者党(TIP)
今朝わが国を揺るがした地震の報を受けて、トルコ労働者党のわれわれは即刻行動に入り、急いで災害調整センターを設立した。その時からわれわれは地震地域の同胞たちと接触し、他の州の市民から届く人道援助を調整した。
これまでのところ、TIP調整センターは助けを求める1500件以上の電話を受けている。この電話の数はわれわれが今直面している状況の厳しさを赤裸々に示している。
▼ハタイ州の多くの居住区では、特にデフネ、サマンダー、またカフラマンマラシュやガズィヤンテプやアディヤマンの諸州では、厳しい冬の条件の中で人びとが自身の運命のままに置かれてきた。
▼これらの地域では、AKP(公正発展党)政府の下での国家による請負契約を介した下請けで建設された新旧の建物多数――病院、寮、ホテル、AFAD(災害管理局)また自治体の建物のような公共諸機関――が崩壊した。親政府の建設企業、およびこれらの請負契約をそれらに許した省庁や管理者が、若者や子どもや患者の死に責任がある。われわれは、何千人もの市民の死と苦しみを引き起こした者たちの起訴を要求する。
▼ハタイ住民、専門家、さらに環境活動家の抗議すべてに背を向け、ハタイ空港がアミク平原に建設された。しかし今それは使用できない。また、この市の高速道路と高架橋も損傷を受けた。今ハタイに行き着くことは不可能であり、何万人もの市民は援助を受け取ることができない。
▼トルコ軍やAFADの諸機関が、捜索や救援、また非常時期間の食糧提供の任務に就かされている。しかしながら、AKP支配の下で、それらは系統的に力を奪われ、そのスタッフや要員を縮小されてきた。それゆえそれらは捜索や救援の行動で役に立たないようにされてきた。その上、多くの専門の訓練を受けたボランティアの捜索・救援の諸グループは、活動参加を許可されなかった。親AKP官僚が発行する必要な許可書を得ることができなかったからだ。
▼25年前の1999年8月17日にトルコ北西部を襲った大地震の後、全国的に集められた「地震税」は、地震への備えや市民の安全確保としては使われず、政治的得点稼ぎや親政府建設業者を富ませることを目的にAKPが建設した道路や橋梁に費やされた。
▼わが国は冬の最も寒い日々にふたつの非常に激しい地震に襲われた。地震地域、特にハタイ、カフラマンマラシュ、アディヤンテプでは、効果的な捜索と救援が事実上不可能だ。その上、食糧と水の供給に不足がある。われわれの市民たちは今、手を使って堀ることで瓦礫から親類を救い出そうと挑んでいる。その間生き延びた人びとは凍るような寒さの中で闘っている。
▼わが国は、ふたつの破壊的な地震以来何時間も大きな試練に直面し続けてきた。しかし、国家、政府諸機関、特殊専門家、輸送と暮らしの手段はどこにも出現する見込みはない。
わが国の人民はそのような絶望状態に見放されてよいわけがなく、また政府の無慈悲さも甘受していいものではない。
われわれは、このような運命にわが人民を見捨てている者たちを決して忘れず、また許さない。
われわれは、これらの厳しい冬の条件で独力で何とかやっていくままに置かれてきたわが仲間の市民と連帯して立ち上がるために、全力を挙げて決起した。
わが人民は連帯を通して自らの傷を癒すだろう。
わが仲間の市民は無力にもひとりにも決してなることはないだろう。
▼第4インターナショナルトルコ支部は、2022年2月にTIPに加わった。(「インターナショナルビューポイント」2023年2月8日)
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