欧州議会選挙・LO-LCR共同名簿の成果と今後の闘争的展望

アラン・クリヴィンヌに聞く

 以下に紹介するのは、欧州議会選挙運動の総括、LCR(革命的共産主義者同盟、第四インターナショナル・フランス支部)の今後の活動についてアラン・クリヴィンヌとのインタビューである。

選挙運動と大きな組織的成果

――LCRの選挙運動からどのような総括が導き出されるべきだろうか?

 このような大規模で、大きな反響を呼び起こす大規模な選挙キャンペーンをわれわれが展開したのは今回が初めてである。この経験はわれわれに多くのことを教えてくれた。特に、いかにテレビにおいて何百万人の人々に、また集会で何万人もの人々に話しかけるかについてわれわれは学んだ。選挙キャンペーンが与えた信頼性は今後、われわれの同志たちが職場の同僚に呼びかけるための道具となるだろう。
 労働者の闘争派との共同集会の組織化に向けてのみならず、地ならし活動や新規開拓活動に向けても、全同盟が動員された。この数カ月間の過程で、多くの人々がLCRの存在を知り、地方で数多くの新しい支部が結成された。全般的な印象としては、LCRは今回、政治の舞台に大きく登場することができたと言えよう。
 最後に、労働者の闘争派との共同集会は、ともに結集することに慣れていなかったさまざまな一般の人々をともに結集させることを可能にした。相互の発見はすべての人を高めた。

相互補完的な当面する四つの課題

――来るべき当面のLCRの介入の軸となるのは何か?

 相互に補完し合う次の四つの課題を設定することができると思う。
 第1に、可能になるたびにその都度、LO(労働者の闘争派)との共同行動と討論を追求することである。ヨーロッパの共同政綱と結びついたすべてのキャンペーンにおいては特にそうである。たとえば、ここ数日、われわれは労働者の闘争派とサンパピエ(ビザなし移民労働者)とホームレスへの支援についていっしょに活動してきた。私は、こうした共同行動をたとえば週35時間労働の問題や退職制度の問題にまで拡大できると期待している。
 次に、欧州議会の選挙結果というテコを利用して、政府の政策を変更したいと望んでいるすべての左翼勢力とエコロジスト派に働きかけ、そうした人々を共同行動と共同の動員へと導いていくようにしなければならない。これは、政治レベルで、労働組合レベルで、社会運動の諸団体のレベルでなされなければならない。
 第3に、新しい勢力の将来における建設のために活動し続けなければならない。この新しい勢力の建設は単にLO―LCRの合同に限られるものではありえない。また、LO―LCRの合同が日程にのぼっているわけではない。
 今日なお、左翼政党や労働組合や諸団体(ラフロン、住宅権利協会、反失業共同行動など)の中で政治的脱出口がないと感じているが、自分たちの行動を反資本主義的オルタナティブにもっていきたいと望んでいる多くの活動家が存在している。出身や伝統を異にするこれらの活動家は、統一に向かう必要な信頼できる発展力学が存在するという条件すら整えば、社会変革の共同計画に結集するつもりがある。
 確かに、この選挙でのわれわれの成功は、この再編を急速に明確にするほど十分なものではない。たとえば、共産党や緑の党の内部で発展するであろう分化を予測することはまだ困難である。したがって、われわれが社会闘争に応じてではなく、こうした左翼勢力内部の分化の発展に応じて加速度的に発展できるようになるには、まだ一定の時間がかかる。しかし、志気阻喪現象を回避するために不可欠の指針として、新しい党のこの計画を大衆的に広めることに着手することは大切である。
 最後に、われわれは、LCRを発展させ、それをより開かれたものにし、それをより若返らせ、女性の比重を高めるという先の大会で始めた闘いをこれまで以上に追求していかなければならない。

大衆運動のテコとしての議会活動

――欧州議会ではどのような活動が可能だろうか?

 われわれは、まず何よりも新たな介入の場をもった活動家としてそれに介入していく。失業者のデモの後に従って街頭を横切って欧州議会内で失業者の要求を伝え、デモのためのよりよい政治的、物質的手段をもって街頭に戻って来なければならない。欧州議会の中では、われわれは、社会運動に関係する資料を引き出し、そのすべてを公表するように努め、各議員と各政党にヨーロッパ規模の最低賃金とサンパピエへの正規の権利の付与の問題について決断を迫るような提案を行うだろう。
 われわれは、獲得した新しい手段を利用して、社会運動のために活動し、ヨーロッパ規模での社会運動の動員の発展を助けるだろう。定期的に発行されるニュースによって、われわれは自らの活動を報告するだろう。欧州議会内で独立グループになるのかそれとも既存のグループに参加するのか、その地位がどうなろうと、われわれれは、LO―LCRブロックの統一性とアイデンティティーを維持するために全力を尽くすだろう。
『ルージュ』(1999年6月24日)

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