フランス 新しい反資本主義政党建設のために

社会党からの厳格な独立を

革命的共産主義者同盟(LCR)

新しい反資本主義政党の展望についての討論を、まずLCRの活動家の間で、そしてこのプロジェクトに興味を持つすべての人びとの間で開始するために、LCR全国指導部は以下の動議を採択した。それは、まだ始まったばかりの、そしてこれから数カ月は続くだろう討論の結果をあらかじめ早まって判断するものではないことはもちろんである。

1 世界の不公正は弱まっているわけではない。全く反対だ。それは数十億人の人類を苦しめ続けている。この多様な形態を取った不公正は、資本主義という社会の組織化システムの不可避的な結果であり、その駆動力は依然としてきわめて少数の者が権力と利益への渇望を満たそうと追求していることである。
 CAC40の法外な利益、割り増し退職金、経営者の巨額の給与は、不平等の増大、真の窮乏化を伴っている。それは利潤を求める異常なまでの競争であり、資本主義的グローバリゼーションを支配し、悲惨さや劣悪な住居や雇用不安をもたらし、社会的不平等を深化させ、公共サービスや社会的保護を破壊し、戦争と第三世界の略奪を引き起し、資源とエネルギーを管理する破局的な方法によってすべての人類を危険にさらす自由主義的政策によっていっそうきわだったものになっている。
 万人の万人に対する競争や世界の私有化の論理と、連帯、富の共有、最大限に広範な民主主義の論理は妥協できない。株主の独裁、資本主義的私有財産の独裁に終止符を打つために、強力で普遍的な動員、ストライキ、占拠がわれわれには必要である。社会の未来は、搾取された階級、富を生産する賃金取得者の手に握られている。

2 ニコラ・サルコジの政策は、断絶の名の下に、実際には資本主義的で、自由主義的で、反社会的な政策を継続し、深めるという枠組みの中に位置している。サルコジ―フィロン政権は、大金持ちと大株主に奉仕している。この右派政権は、公共的自由、表現の権利、差別の犠牲者である移民、女性、若者たちの諸権利にとってきわめて危険なプログラムをも持っている。われわれは広範な統一戦線を形成し、サルコジとMEDEF(経営者団体)を打ち負かさなければならない。

3 われわれはその名に値する反対派を導く上で社会党をあてにすることはできない。自由主義に転換し、個人的野望で掘り崩され、中道派との連合という強迫観念にますます取りつかれている社会党は、幾百万人もの人々の生活を具体的に改善する政策転換を導くことはできない。社会党は、体制的秩序に挑戦するあらゆる傾向を放棄し、金融的・帝国主義的グローバリゼーションの論理への屈服を選んできた。共産党の指導部はといえば、彼らは社会党から独立したいかなる展望をも提起せず、自らの危機にはまりこんでいる。社会党とのどのような制度的連合も無駄であり、それは新たな幻想の源泉となるだけである。
 歴代の政府が追求してきた政策との決別が必要である。ページはめくられた。MEDEFの道具であるサルコジ政府の政策との妥協を排した闘いを望む人々、オリビエ・ブザンスノーが大統領選挙で提出したような緊急の反資本主義的綱領を擁護しようと望む人々は、労働者やすべての抑圧され、搾取された人々の利益を守る新党を必要としている。われわれがすべての反資本主義者に向かって、今日的な動員を築き上げるために若者たち、職場、公共サービスの現場、民衆の居住地域に根ざした新党に結集し、われわれの側から社会のラディカルで革命的な変革を準備しなければならないと呼びかけるのはそのためである。
 われわれはゼロから出発するわけではない。きわめて印象深い闘争がここ数年にわたって行われてきており、新政権の攻撃に直面する中で、新しい世代によって強化された抵抗が組織されていることを感じ取ることができる。

4 具体的にわれわれは、すべての諸個人、活動家グループ、政治潮流との共同の討議を持ちたいと思っている。それは、
闘争においても選挙においても、反資本主義の綱領を擁護しようとする人々、
自らを社会党からの厳格な独立の中に位置づけ、国家機構を社会党と共同管理することを拒否し、自らの活動の中心を階級闘争、社会的・政治的動員に置く人々、
戦闘的・全国的・民主主義的に組織された政治的枠組みと、こうした展望を擁護する諸勢力との国際的連携を打ち立てる党に結集することを望む人々である。

5 まずはじめにわれわれは、九月以後、可能なかぎり多くの町、市、居住区、職場、大学、学校でこうした会合を組織することを提案する。討論の問題となるのは、政府が取る措置に対する不可欠な反撃を組織する形態と手段、われわれが作りだそうとする政党の綱領と民主主義的機能、次の自治体選挙に最大限多くの町と市で、社会党とその同盟者から完全に独立した反資本主義的候補者リストを提出することである。こうしたリストの構成は、新党準備の一部である。
 今から準備する全国会議の枠組みの中で、われわれはこのプロセスの暫定的なバランスシートを作成し、さらに進めて、すべての人々を新党に結集させることを可能にする新たな提案を行うことになるだろう。次にわれわれは、この反資本主義・フェミニスト・エコロジスト・国際主義・社会主義の新党の結成大会に向けて、部門別の会議を持つことを構想している。抵抗、動員、組織化、行動、討論、そして決定が、われわれが同等の条件で共に実現することを提案するものである。
(「インターナショナルビューポイント07年6月号)

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