イタリアの元戦闘的活動家7人の逮捕

フランス
マクロンはサルコジ以上に無法者
ジュリアン・サリンゲ

 イタリア赤い旅団の元メンバーと言われているイタリア人活動家7人の逮捕をわれわれが今朝(4月28日)聞き知ったことには、大きな感情が一体になっている。10年以上前の2008年、サルコジの警察がすでに彼らの1人、マリナ・ペトレラを逮捕していた、ということを思い起こそう。そこには彼女をイタリアに追放しようとの目的があった。彼女は獄中に1年いた後、労組と政治的レベル双方における全面的な諸決起のおかげで、サルコジの決定により釈放された。
 マクロンは、夜明けに元活動家7人を逮捕することで、サルコジ以上のことを行って、われわれを過度に強化された治安策の中に沈めたがっている。「現代の価値」に掲載された極右の将軍たちによる脅迫的な護民官気取りから僅か数日後、マクロンはサルヴィニ(イタリアの極右政党、「同盟」の党首、元内務相:訳者)に対し行われた約束……の実行を決定している。完全に予定どおりだ!
 フランス国家はそうすることで、「ミッテラン・ドクトリン」が当時彼らが暮らし生活の立て直しを行うことを認めたのに、何十年もフランスで暮らし続けていた人々の暮らしを危険にさらそうとしている。われわれは、たとえば、ここで子どもや孫たち……と共に生活を築くことができたマリナ・ペトレラが、今日66歳になり、高齢者を世話する団体で働いている、ということを知っている。われわれは、彼女の生涯が獄中で終わることを想像するわけにはいかない。そして同じことは彼女の仲間たちにも当てはまる。
 われわれは、マクロンと彼の政府にこれらの活動家をイタリアに送り返させないだろう。フランス国家は、数十年前共和国大統領としてミッテランが与えた言葉を尊重しなければならない。たとえばわれわれが、ルワンダのツチ族に対するジェノサイドの主要組織者のひとりだったアガセ・ハビアリマナをフランス国家が今も歓迎し保護している、ということを知るならば、今回のことはまさに不公正かつ本物の「ダブルスタンダード」だ。そのジェノサイドは80万人の人々を殺害したのだ。そして彼の外国人犯罪者引き渡しは昨年、検事の指令によって拒否されたのだ!
 高まる治安強化と自由裁量というこの空気を前にしても、われわれの怒りと連帯は完全に保たれている。
▼筆者はフランスNPA活動家であるとともに第4インターのメンバー。
(「インターナショナルビューポイント」2021年5月号)

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