ベルギー 非正規移民、決死のハンスト

民衆の統一した反撃が必要
ウフク・カラオグラン

 5月23日以来、4カ所(ブリュッセルの一教会とブリュッセル自由大学を含む)を占拠している400人以上の非正規移民が、あまりに多年にわたる強制的な不可視化、権利と保護の不在、暴力と過剰搾取から抜け出そうと、ハンガーストライキを決行してきた。このストライキは、1月30日に「正規化を求める非正規移民組合」(USPR)により始められた政治的占拠運動に続くものだった。
 ハンスト決行者の健康状態は日に日に悪化し続けている。20―30%に達する体重減少、心臓発作、低血糖昏睡などだ。1カ月以上のハンガーストライキおよび5カ月以上の占拠にもかかわらず政府の側では何も動いていないということを見て、彼らのある者が悟った絶望感は、彼らを自死を試みるまで追い込んだ。現場の支援者と医療労働者は、これは管理不可能な状況だ、と認めている。

あからさまな
  排除の意志


 支援委員会もまた、外国人事務所とフランス語圏社会党本部を自発的に占拠した。目的は現在ヴィヴァルディ連合内にいるフランス語圏諸政党に、彼らが連邦政権(社会党、エコロジスト、キリスト教民主主義者も含んだフランス語圏とフレミッシュのリベラル)の卓上に正規化を置くことができるように、圧力をかけることだった。
 連邦政府にはそれでも、新たな集団的正規化促進プロセスを続ける意志がまったくなく、その適正にむしろ限界がある難民・移民省長官のサミー・マーディは、依然政府協定の縛りから外れたくないと思っている、ちなみにその協定は、2020年に発効させられ、集団的正規化に関しては何も含んでいない。リベラルのデ・クローが率いるヴィヴァルディ連合は難民・移民政策に関し、彼らが「断固としたしかし人道的な解決」と呼ぶものを選択してきたが、その実体は排除政策なのだ。
 サミー・マーディはツイートで次のように説明した。「ハンスト決行者にはとどまる権利がない。彼らのほとんどは何年も前に国を離れるよう命令された。彼らはそうせず、何年も違法に働いてここにとどまり、今滞在許可文書を求めている。まさにあなた方が諸規則を尊重していないのだから、5年、10年、20年という年月は、あなた方が自動的に居住権を得るということを意味するわけではないのだ。それ以外にわれわれは、あらゆる居住手続きを廃止することもできる。そして、難民、学生移民、労働移民、家族の呼び寄せ、その他には手続きがある。それらには明確な規則が付随しているのだ」と。

力関係の転換へ
統一した挑戦を


 社会党は、対立する自由党からの最初の提案を拒絶した後、1週間前に解決策を見出す目的で招集される省庁間協議会を求めた――自分自身の責任を当然と考えることなく――。
 非正規移民の健康にとって状況が危機的になり続ける一方で、具体的なことは何も起きそうには見えない。いくつかの支援委員会が作られてきたが、それらは協調のある形では機能していない。学者、知識人、医療労働者……は、状況の深刻さに対し当局に警告を発するために、新聞の中で声を大にしてきた。
 しかしながら、政府が何も知らずにいたというわけでもないのだ。40日以上のハンストの後では、もはや何も聞こうとしない政府を説得しようと試みる時ではない。非正規移民すべての正規化と移動と居住の自由のためには、国の両側〔フランドルとワロン〕の市民、市民団体、閣外の政治諸組織、大学、学生を結集する統一した闘争を通じて力関係を築くことが、今ますます必要不可欠になっている。(2021年7月8日)

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