ミャンマーの国民統一政府 自衛のための戦闘開始を宣言(9月20日発行)

軍に対して蜂起を

 9月7日、ミャンマー民主派「国民統一政府」のドゥワ・ラシ・ラー大統領代行が、「自衛のための戦闘を開始すると宣言し、全土の市民や少数民族の武装勢力に、軍に対して蜂起するよう」呼びかけた。そして、以下の宣言文が発せられた。

NUGの自衛行動開始の宣言文

1.NUGは、本日9月7日付けで、ミャンマー全土において、独裁軍と戦うことを決めた。全国民は様々な方法、方向で戦いに参加して下さい。
2.PDFは自分の地区のミンアウンライン軍とその仲間を倒せ。
3.区域管理者は今すぐ職場を離れよ。
4.PDFはNUGの命令に従い、国民第一に、優先順位を守ること。
5.公安部隊は国民の安全確保を計画的に行う事。
6.全国民は、本日から自分の安全な居場所を離れることはやめてください。必要なものは身に離さず集めておくこと。また、PDFを手伝うこと。
7.小民族武装勢力はミンアウンライン軍を様々な方向から攻めること。また、自分の地域は自分達で守ること。
8.軍の全ての管理体制に対して、全国民が全力で戦うこと。
9.国境警備隊と民兵も敵と戦うこと。
10.私達の戦いは正義である。
11.国連や近隣の国々も状況を理解してくださると信じています。
12.ミンアウンライン軍の兵隊は、PDFと連帯して戦ってください。
13.本日からすべての公務員は仕事へ行かないようにして下さい。
14. NUGはこの民主化の戦いに、命と人生をかけ、戦って下さる方々を、国家の英雄として崇め、賛えます。
※PDFは国民側の自衛部隊です。


 ドゥワ・ラシ・ラー大統領代行は9月8日、「ミャンマーの民主化を支持する議員連盟」とNUGとの第3回オンライン会議の中で、なぜ「自衛のための戦争・蜂起」を呼び掛けたのかを次のように発言した。
 「国軍の殺戮的行為が、都市部から周辺部にも広がり、村々に火をつけるなどの状況となっていること、特に自らの出身のカチン州でも大変に悲惨な状況が生じており、大量の若者の命が失われている。これまで平和的非暴力の手段で対抗してきたが、事ここに至り、国民の命、財産を守るために、戦わざるを得ない状況に追い込まれた」。
 今回の国軍に対する自衛のための戦いの呼びかけは、大都市を中心に軍部の軍事力による残虐な殺戮に対して、防戦を強いられてきた民主派がある程度の反抗の態勢を整えたとも受け取れる。
 9月9日のNHK・WEBニュースによると、NUGの宣言を受けて、「武器を手にした市民で作る武装組織などによると見られる軍や警察、その関係施設などを狙った攻撃が相次いでいる」と報じている。
 さらに、9月に開かれる国連総会で、ミャンマー代表がNUGなのか、軍事政権なのかを問い、NUGを正当な政府として認めるようにせまる闘いでもある。
 新しい段階に入ったミャンマーの戦いをよりいっそう支援する国際的闘いが求められている。   (M)

NUGを認めろと2000人が東京・国連大学前に集まりデモ(9.12)DSC_0006.JPG

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