フランス 内務相がわが大統領選候補の告訴を表明

われわれはどう喝に屈しない
フランス反資本主義新党(NPA)

 フィリップ・プトーは2017年の前回選挙キャンペーンの中で、警察の武装解除を主張してひと騒ぎを起こした。彼は、10月13日に次のように言明することで警察行為の問題に戻った。つまり「確かに警察の暴力はある。警察の殺害、次いでわれわれは、暗殺、殺人、事件、へま、あるいは自己防衛を議論できる。われわれはそれを知っている。……警察は殺害するが、傷の与え方も特別にひどい。どれほど多くの腕が奪われただろうか、どれほど多くの顔がひどい損傷を受けただろうか、どれほど多くの人々が何もしなかったのに拘留されているだろうか」と。
 この事実に関する言明が、政府と右翼からの抗議を、さらに内務相からの訴追という脅迫を巻き起こした。以下にNPAの声明を掲載する。

 内務相、ジェラール・ダルマナンは今朝、2022年大統領選に対するNPA候補者のフィリップ・プトーを告訴するつもりだと公表した。理由は何か?
 フランスInfoTVで昨夜行ったいくつかのコメントだ。そこでフィリップ・プトーは、労働者階級の居住区やデモを敵視する警察の暴力を糾弾するひと続きの発言の中で、「警察は殺害する」と語った。ダルマナンに従えば、こうした意見は「ふさわしくなく侮辱である」。そして彼は、告訴によって、「全警官の名誉を守る」との意図を示した。
 内務相はあらためて、警察組合からの圧力に屈しようとしている。そしてこの組合は、その2、3時間前にフィリップ・プトー糾弾へと進み出ていた。それでもこれは、極右組合とそれらから指図を受けている閣僚による恫喝に向けたもうひとつのもくろみであり、警察の暴力と犯罪を糾弾するあらゆる者たちを黙らせることを狙いとしている。
 それは、1961年10月17日に起きたフランス警察によるアルジェリア人数百人の虐殺を、国家犯罪と認めることの拒絶と一体的な姿勢だ。しかしわれわれは3ヵ日後に、この日を記憶にとどめる60年目の追悼イベントを行う予定だ。
 まったく当然だがジェラール・ダルマナンに関しては、彼の経歴を考えればまったくふさわしくない地位なのだが、「尊厳」に関する学習を与えるために、「警察は殺害する」は事実に関連し、ひとつの機構の犯罪を糾弾している――個々の警官への攻撃ではなく――ものにすぎない、と言明する。ダルマナンのコメントは事実上、警察の暴力の犠牲者すべてに刻まれた記憶に対する、そして彼らの関係者に対する侮辱にほかならない。そしてその犠牲者のリストは、ここで挙げるにはあまりに長すぎると思われる程になるのだ。
 われわれは、ダルマナンがさらなる話し合いの前に実際に告訴するのかどうか、を知るために待つつもりだ。しかしわれわれに前もって可能なこととして、われわれはこの種の策動によって脅されることはない、われわれは警察の犯罪に対する糾弾を止めない、われわれは正義と真実を求める闘いの中で犠牲者や彼らの関係者と共に立ち上がる、と断言する。(2021年10月14日、モンルー)(「インターナショナルビューポイント」2021年10月号)

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