バングラデシュ:原理主義者のマイノリティ攻撃糾弾

反動的原理主義者の
マイノリティ攻撃糾弾!

2021年10月20日
バングラデシュ共産党(ML)(CPBML)

 バングラデシュ共産党(ML)は、コミラのヒンドゥ信者たちに対する、反動的原理主義勢力による連続的で残忍な攻撃に抗議し糾弾する。
 反動的な宗派諸グループは、国中で残忍で非道な殺害を行うために宗教を利用し続けている。熱にかられた原理主義者にはこの極悪な事件にふさわしい形で、バングラデシュにアフガニスタンのようなタリバン国家を確立するという悪夢のようなものがある。共同体間の寛容、友好、そして世俗的な民主的意識をもつ普通のバングラデシュ人民は、排他的共同体志向グループのこうした傲慢さに答えを与えるだろう。
 同時に、党政治局の指導者たちは、1971年の戦争の打ち負かされた悪の勢力が、国中で排他的共同体志向の毒を広げることで、人々の民主的諸権利を求める闘争をねじ曲げようと挑み続けていた、との観点を表明した。
 党の指導者たちは、非道な暴力と攻撃で傷を負った人々、また家が焼かれ破壊された人々に対する適切な治療、補償、またリハビリを要求した。彼らはまた、攻撃に関与した者たちの逮捕、裁判、そして戒めとなる処罰をも要求した。
 指導部は、この国の進歩的な勢力と民主的な勢力すべてに、団結し、反動的な原理主義勢力に抵抗するよう呼び掛けた。

▼CPBMLは第4インターナショナルのシンパサイザー組織。(「インターナショナルビューポイント」2021年10月号)

排他的共同体主義者の
最新の暴力を糾弾する

2021年10月18日
ラディカル・ソーシャリスト(西ベンガル支部)

 ラデカル・ソーシャリストは、バングラデシュのコミラやその他における、諸々の聖像や寺院への放火、マイノリティのヒンドゥに属する家々の破壊、そして殺害を、もっとも強い言葉で糾弾する。ラディカル・ソーシャリストは、罪のある者たちが特定され、すぐさま戒めとなる処罰を受けなければならない、と要求する。
 バングラデシュの左翼勢力と進歩派勢力は早くも抗議と抵抗のために街頭に登場した。そして他方BJP(インド人民党、現与党)―RSSサング(民族義勇団、極右のヒンドゥ至上主義組織、事実上はBJPの下部組織)の徒党はこれを、インド、特に西ベンガルにおいて、排他的共同体志向の分極化をさらに実行するためにこれを利用しようと挑みつつある。彼らは、ヒンドゥがどれほど脅威下にあるかを示そうとすることに忙しい。しかし彼らは、これはマイノリティが世界中で直面している現実だということを、大衆的理解から消し去りたがっている。
 これこそ、インドやパレスチナのムスリム、バングラデシュのヒンドゥ、そしてミャンマーのロヒンギャ民族コミュニティが抱えているトラウマだ。ちなみに最後の人々もまたムスリムだ。
 ラディカル・ソーシャリストは、それがインド内かバングラデシュ内かに関わりなく、あるいは世界の他のどこであろうが、マイノリティの権利の防衛を支持する。
 以前は英国植民地であった南アジアのこの地理的領域は、ひとつの排他的共同体志向がもうひとつを元気づけ、互いの成長を助けているのを見てきた。関係諸国の支配階級はこれらを全面的に利用し、国際的には、経済大国と政治大国もまたそれらの競合の中でこうした紛争を全面的に利用している。
 したがってこの地理的領域では、左翼勢力と進歩派勢力には、狭い民族主義の立場を捨て、闘いを共に合流させる以外に選択肢はない。
 ラディカル・ソーシャリストは、この亜大陸ではファシズムと排他的共同体志向原理主義に対決する闘いにおいて、すべての左翼組織と進歩派勢力は、それらが属する国に関わりなく、団結して活動を進めなければならない、と確信している。

▼ラディカル・ソーシャリストはインドの急進的左翼組織であり、第4インターナショナルのパーマネントオブザーバー組織。(「インターナショナルビューポイント」2021年10月号)

THE YOUTH FRONT(青年戦線)

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