カザフスタン　決起した労働者に連帯を届けよう

ポール・マーフィー

親愛なる同志たちへ

　お元気でお過ごしでしょうか。カザフスタンで起きている蜂起と、それに対して行われている非常に残忍な弾圧については、ご存じだと思います。
　以前、カザフスタンを訪れ、ザノゼンの石油労働者と会った経験から、労働者にとって国際的な連帯がいかに重要であるかは承知しています。世界各地で抗議行動やピケット、声明が行われているのを見ると、とても心強く思います。
　多くの労働組合員、社会主義者、左翼の代表者、組織が署名した幅広い連帯の声明が広く行き渡ることは、非常に重要だと思います。それは、残忍な政権にメッセージを送るだけでなく、カザフスタンの労働者に最も重要なメッセージを送ることになるでしょう。
　私は、率先してこのような声明を起草しました。以下の文章とグーグルドキュメントをご覧ください。
　署名に関心のありそうな連絡先があれば、遠慮なくこれを送ってください。
　署名していただける方は、以下のフォームにご記入いただくか（携帯電話の場合はリンクをクリックしないと記入できません）、お名前、組織、役職、国を明記の上、solidaritykazakhstan@gmail.com までメールをお送りください。
　もちろん、提案や修正も受け付けていますが、このような文書をまとめて編集するとなると、非常に複雑な作業になることをご理解いただけると思います。そこで、もし必要な修正があれば、最小限にとどめ、日本時間の１月10日（月）午前0時までにgoogle docに提案として追加してください。署名者全員が満足するような形で、それらを取り入れる作業を行うことができます。
　これは非常に緊急なことなので、１月11日（火）ＧＭＴ夜中の12時までに名前を追加して、１月12日（水）から公表できるようにすることを提案します。

ポール・マーフィー（アイルランドのPeople Before Profit TD、RISEネットワーク・メンバー）

連帯声明案
カザフスタンでの蜂起に連帯を

　われわれ社会主義者、労働組合員、人権活動家、人権団体は、１月２日以来、カザフスタンにおける蜂起を、労働者人民に対する深い連帯感を持って見守ってきた。ストライキ中の石油労働者、鉱山労働者、抗議行動参加者は、信じられないような弾圧に直面している。警察と軍隊の全兵力が彼らに向かって放たれ、「警告なしに射殺する」ように指示された。これまでに１６０人以上の抗議者が死亡し、５０００人以上が逮捕された。
　われわれは、この蜂起が「イスラム過激派」やアメリカ帝国主義の介入の産物であるという独裁政権のプロパガンダを拒否する。そのような証拠はまったくない。「外部の」扇動者を非難するのは、不人気な政権の常套手段である。
　それどころか、抗議行動の引き金は燃料価格の上昇だった。莫大な石油資源と貧困・搾取が隣り合わせに存在するこの国にとって、これはラクダの背を折るわらのようなものだった。それは、残忍な独裁政権が人々の背中に重くのしかかっている結果でもある。この政権は、すべての野党を清算し、労働組合や人権活動家を投獄・拷問し、10年前のザーナオゼンでの石油スト労働者の虐殺に責任があった。
　すべての主要な資本主義勢力の立場は明確である。プーチンは政権の背後に全面的に立っている。ロシア主導の集団安全保障条約機構（ＣＳＴＯ）は、デモ参加者を威嚇するためにカザフスタンに３０００人の軍隊を派遣している。中国の習近平国家主席もカザフスタン政府への支持を表明し、騒乱は「外部の力」による意図的なものだと主張している。
　米政権は「当局とデモ参加者双方による自制」を求めている。ＥＵも同様に、抗議者に対し「暴力の扇動を避ける」よう求め、当局に対し「平和的な抗議の基本的権利と正当な安全利益を守る際の武力行使の比例性を尊重する」よう要求している！
　当然のことながら、彼らは皆、天然資源の搾取から利益を得ている石油会社とカザフの労働者のために「安定」を優先している。
　資本家政権の階級的連帯に対して、われわれは労働者階級の連帯で応え、労働組合、議会、組織で以下の要求を掲げることを約束する。