FI青年キャンプ

共同声明

ウクライナ人とロシア人の
戦争への抵抗に連帯する
2022年7月29日 参加者一同

 第4インターナショナルと連帯する第37回国際革命的青年キャンプに結集した活動家であるわれわれは、ロシアのウクライナ侵略を打ち負かそうと専心するウクライナとロシアの社会主義者と今週共に会合を持ち、ウクライナにおけるロシアの帝国主義的戦争への反対を宣言する。
 2022年2月24日以来のロシアによる全面的なウクライナ侵略は、この国で2014年以来続いてきた戦争の明確なエスカレーションを刻み付けている。その目的は大ロシア拡張主義を満足させることだ。こうしてそれは、数え切れない戦争犯罪と人道に対する罪に帰着した。そして、すでに数万人に上るウクライナ人が殺害され、1500万人が彼らの家から逃げることを強いられ、その多くは海外での難民申請を余儀なくされた。この苦難を止め、ウクライナにおける民衆の民主的な自己決定権を確実なものにするためには、ロシア軍の即時撤退が必要だ。
 われわれは、この不正な襲撃の犠牲者となっているウクライナ人民へのわれわれの連帯を表明し、今侵略と占領を進めているこの大国に対する彼らの抵抗を支援する。われわれはまた、その多くがプーチン体制の権威主義を逃れるために海外に逃れなければならなかった、ロシア人活動家により表現された戦争への反対にも連帯する。われわれは、EUではプーチンの体制がこの大陸の至るところで台頭してきた多くの極右運動によって歓呼で迎えられている、ということに注意を払う。
 われわれは一貫してロシアの侵略を打ち破るために力を尽くしつつ、NATOとロシア間の帝国主義間直接戦争を警戒する。核戦争は、これまでに世界がその恐ろしさをほんの片鱗しか経験したことがない惨事となるだろう。
 われわれは、西側の大国、およびIMFや世界銀行といった国際金融機関が保有するウクライナの対外債務すべての帳消しを求める。この債務は、ウクライナの労働者階級の犠牲で、新自由主義的なウクライナでの資本蓄積体制を発展させることを助けたにすぎなかったのだ。これらの資金を解放することは、ウクライナがロシアの攻撃に抵抗する助けになり、さらにこの国を西側の新自由主義諸市場からの干渉なしに再建することを助けるだろう。
 これまでのところ、諸々の制裁の標的はロシア支配階級メンバーの限られた数に留まっている。それらは戦争を止める点で明らかに効果を発揮していない。
 その上西側の諸企業は、ロシアとの間で軍事諸装備の取引を続けている。われわれは、外国の銀行にあるロシア人百万長者の資産収用、および戦争犠牲者支援とウクライナ再建に向けたそれらの再配分を支持する。これは、富の公開された国際的記帳を必要とする。そしてそうした記帳はまた、われわれ自身の国の資本家に対する何らかの意味のある課税を強制する不可欠な第一歩にもなるだろう。それは、たとえばエネルギーや兵器売却部門の資本家にかつて以上に略奪的な利潤を可能にしたことに対し、またその上でウクライナにおける戦争が悪化を深めてきた経済的かつ社会的な危機に対し、彼らに費用を払わせるために必要なことだ。
 われわれは、このキャンプに出かけ彼らの経験を共有するために時間を費やしたことに対し、ソツィアルニイ・ルク(ウクライナ社会運動)のウクライナ人同志たちに感謝する。そしてわれわれは、独立し民主的なウクライナを再建することができ、またそれを助けることができるあらゆる方法で、ロシアの侵攻の敗北に力を貸している彼らとの、さらにロシアのわが同志たちとの連帯を続けるつもりだ。われわれは、このキャンプの中の、またその後の討論と経験交流が、軍事ブロックやあらゆる植民地的関係から解き放たれた世界への鼓舞に助けとなれることを希望する。(「インターナショナルビューポイント」2022年8月7日) 

FI国際青年キャンプ

青年にとってこの経験は
政治的起点として本質的

カリャ

多数の若者が
世界各地から
 国際青年キャンプが2022年7月23日から同29日の日程でフランスのヴェーレで行われた。コヴィッド19が理由で中止された2年を経たこの集まりは、1週間の自主的に運営されたキャンプであり、それは今年、欧州のさまざまな部分から、またウクライナ、ロシア、ブラジル、メキシコからも若い革命家200人以上を結集し、第4インターナショナル青年キャンプの37回目を印すものとなった。
 この年次キャンプは、さまざまなテーマに関する綿密な討論、われわれの当該現場の闘争や国際的な闘いの共有、さらに共通の戦略や行動の発展を目的にしている。毎日はいくつかの部分に分けられる。午前は、エコソーシャリズム、フェミニズムやLGBTQIA+の闘い、帝国主義、反レイシズム、反ファシズム、階級闘争といったテーマに関する、若者のおよび戦略的な取り組みとしての全員参加の教育に当てられている。
 われわれは今年、アンドレアス・マルム(スウェーデンの社会主義者党)、オリヴィア・ボルクマン(デンマークのSUF)、ジュリアン・サリンゲ(フランスNPA)、ローレン・ソレル(フランスの前「不服従のフランス」であるゴーシュ・エコ・ソシアリスト)、マルタ・アウトーレ(イタリアのコミュニア)、ジョナサン・ジムメル(デンマークのSUF)のようなゲストを得た。

濃密な日程を
自主的に運営
 午後は主に、午前のテーマから出てくる特定の考えや情勢に光を当てることがめざされる。それらは、さまざまな闘争に関する具体的なワークショップ、われわれの国際的な知見を深め、闘争の戦略を分かち合うための代表間会議、しかしそれだけではなくフェミニストやLGBTQIA+や反レイシストの諸闘争の自己組織化に向けた他が入らない空間、から構成されている。
 実のある国際主義的な闘争を建設しそれを練り上げる目的で、ウクライナでのロシアの帝国主義戦争および今日のエコソーシャリズムに関する常設委員会も議題に上げられた。ウクライナ人民の抵抗に連帯する声明もまた採択された。
 このキャンプはさらに、密度の濃い滞在を貫いて、若い活動家たちが清掃から多言語通訳までのさまざまな難しい日々の仕事を運営する、自主管理の実践に向けた場でもあり続けている。また、状況に気を配るチーム(紛争や個人的な心配事に対処するための)、あるいはこの場を可能な限り安全にし、ケアをめぐる一定の任務を実行することをわれわれに可能にするケアのチーム、といった自発的な任務もある。そして後者のチームは、予防の方策として行動し、全員の健康を確保する。

未来の建設を
内包する演習
 この種の政治的実践は、唯物論者の考え方ではなおのことかけがえがない。われわれがその中で生きている新自由主義システムがわれわれの思考を形作っている。言葉を換えれば、われわれの意識はわれわれの周りの世界にしたがって構築されている。われわれがこのシステムと闘っている年月の間ずっと、革命がはるかに遠いと見えている時であっても、われわれは、闘争が永続的でありかつ全戦線に渡っている、と知っている。
 そしてこのキャンプは多くの参加者にとって、このシステムの外側にあるユートピアの空間であることとはかけ離れて、その組織化と構造によってわれわれに、コミュニティの暮らしの適切な機能を確保するために永続的な調整を必要とする国際主義的共産主義者の連帯社会に対する一種の事前的感触の獲得を可能にしている。
 実際に、キャンプ準備のためのFIの若者の代表間で行われた会議の中で、そのキャンプは常に、以前に対する批判を基礎に年毎に内容の確定があらためられている。このキャンプは、欧州の第4インターナショナルメンバー組織、あるいはそれに近い組織によって組織されている。そしてその組み上げは進行中であり国際的だ。
 この政治的な機会は、諸経験、陽気な空気、そして何よりも真の同志的精神、の分かち合いを促進する触媒として機能する本質的な演習だ。青年キャンプの経験は、明日の反資本主義、エコソーシャリズム、フェミニスト、クイアー、反レイシスト、反ファシスト、そして国際主義の社会の構築では基本になる。(「ゴーシュ・アンティカピタリスト」からIVが訳出)

▼筆者はベルギーのJAC(青年反資本主義者)の活動家。(「インターナショナルビューポイント」2022年8月7日)

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