ウクライナ フェミニストの新たな課題

目標はまずこの戦争に勝つこと
ウクライナの抵抗は女性の顔をしている
ディック・ジコラス/ヴィクトリア・ピウル

 ロシアによるウクライナ侵略は、女性や少女に、特にロマのような周辺化された住民内部でぞっとするような影響を及ぼし続けている。以下はそのほんのわずかなまとめだ。
*レイプが戦争の武器として利用されている。
*公衆衛生サービスを利用する可能性は、厳しい攻撃の下にあるウクライナの諸部分では、また国のその他でひどい被害を受け続けている部分では事実上存在していない。
*性暴力を含むジェンダーに基づく暴力は今も増加中で、性的搾取や人身売買を含んで、搾取の危険を高めている。
 以下のインタビューでは、ウクライナ人フェミニストでソツイアルニイ・ルク(社会運動)の反資本主義活動家、また他のフェミニストたちと並ぶ「抵抗の権利」マニフェストの創始者であるヴィクトリア・ピウルが、プーチンがつくり出したぞっとするような条件の中で、ウクライナの女性がどのように組織化を続け、今反攻しているか、を説明している。以下での【】部分はヴィクトリア・ピウルによる強調だ。

変化した役割の可能性と危険性

――フェミニスト運動は現在の惨事に、どのように最善を尽くして対処し、また手助けをしようとしていますか?

 われわれが今生き抜いている戦争は、われわれの暮らしのあらゆる側面に影響を与え、またそれを変えてしまった。占領者たちは中でも住民の志気をくじこうと活動中だ。それこそ、彼らが暴力を含むあらゆる手段を使う理由だ。まさにこの時に当たってわれわれに必要なことは、レイプが、性的接触への渇望ではなく、力と状況の支配を示すひとつの方法、ということの理解だ。
 もちろんこれらの条件下におけるフェミニスト運動の仕事は、相当程度変化した。戦争以前、フェミニストと女性の権利と可視化のためにわれわれと共に闘った人々は、教育活動で非常に大きな部分、すなわち教育課程、プログラム、催し、行動の組織化、行進、その他を行った。
 今これらの活動は転換の途上にあり、手助けは、生き延びることと人道援助に主に焦点が絞られている。つまり、医薬品や人道援助の見つけ出し、避難所設営、ベビーシッターサービス探しとその提供で子どもをもつ女性を助けること、などだ。たとえばソツイアルニイ・ルクは、女性と子どものための人道援助を労組から集めている。「フェムソリューション」、「フェミニスト・ロッジ」、「ビルキス」といったわれわれが友好的な関係を確保している諸組織は今似たようなことを行っている。
 これは矛盾した時期だ。一方でフェミニスト運動は今、女性にもっと近づくようになり、かれらの声を聞いている。女性の権利にとってよい点は、コミュニティの人道的な活動で女性が先導し、そこにもっと関わっていることだ。それは、人道主義の主体が女性の参加と手引きを追い求める機会を提供している。私の考えでは、これに焦点を絞ることが非常に重要だ。女性は、ウクライナ人に銃後で暮らし生き延びる余地を与える非常に重要な進展に関わっているのだ。
 他方、運動が何年も活動してきた問題の多くは、「今の課題ではない」となる危険がある。女性が勝利を手助けするために今行っていることは、公衆の議論の中で見落とされるかもしれない。なぜかと言えば、あらゆる注意が今軍事作戦と男の役割に集まり、前線での女性の貢献はそれに応じて注目が小さくなっているからだ。つまり、女性と男性の役割の代表性における不平等が、この戦争の中でも消えておらず、むしろ高まっている。
 私は、結合、われわれの可視性に対する気づき、そして女性の政治参加に向けたさらなる闘いを築き上げるための、草の根の活動と女性たちと共にする仕事として、フェミニストの活動にとっての潜在的可能性のある空間を見ている。たとえば、ジェンダー割り当て、ジェンダー委員会の活動、ウクライナで先月批准されたイスタンブール協定の推進と実行、ドメスティックバイオレンスの問題に対する作業、女性のための避難所づくり、などだ。このすべては、女性がかれらの利益を代表したいと思う時、そして政治においてすべては僅かの偉大な人々によって行われ、かれらは何ごとも決定しないという型にはまった考えと闘いたいと思う時、実体化され得る。
 【オレンザ・ゼレンスカヤ(ウクライナのファーストレディ)は、次のように語った。すなわち「われわれの抵抗は、われわれの将来の勝利として特に女の顔を身につけた。女性は今軍の中で戦っている。かれらは領土防衛隊に入隊した。かれらは補給し、配送し、給油するための強力な自発的な運動の基礎だ。……かれらは避難所で出産し、かれらの子どもを救い、また他の人の子どもを世話している。かれらは経済を動かし続け、助けを求めに海外に行っている。他の人々は、暮らしが続くようにするために、病院、薬局、店、交通、公共サービス……で淡々とかれらの仕事をこなしている」と。】

女性は重荷を引き受けている


――ロシアの侵略に対する戦闘への女性の関与というこの構図はどれほど的確ですか?

 この関係で私は、ジェンダーの役割がウクライナで今変化の途上にある、と強調したい。銃後の女性もまた戦争が進むのを可能にしている。そしてそれがまさに同じく重要だ。ゼレンスカヤの言葉は実際にこの戦争の4ヵ月に私が見てきたことを反映している。失業者になっている多くの人々とウクライナ軍に加わった主には男性と共に、女性たちは、新しい役割を引き受け、失われた家族の所得を埋め合わせるために多様な仕事を引き受けている。
 家を離れ、持ち物を後に残すことを強いられた多くの女性は、新しい場所で暮らしの必要物をすっかり新しく買う必要があると気づいている。ついでながら、国家はウクライナ人に1回限りの援助として6500リュヴニナ(220ドル)を提供したが、これはインフレを考慮すれば非常な小額だ。
 同時に、女性は今ますます多くの時間を子どもと一緒に過ごしている。子どもたちが遠隔教育状態にあるからだ。女性はまさにしばしば、年老いた両親や他の人々のケアのために占領地域に留まる、と決めている。こうしてかれらは一層、ロシアからと国内の精神的攻撃からの双方で、暴力の危険にさらされている。
 このすべてが女性の側に追加的な重荷をつくり出し、それに関する大量の努力を必要にしている。かれらは多くの場合、抵抗に対するかれらの貢献とかれらの仕事を当然のことと考えていると強調したい。女性を支え、かれらの必要を認識し、われわれにできるあらゆる方法で手助けすることは、フェミニストとしてのわれわれの任務だ。もっとも重要なことは、この戦争がもつ女の顔を影にとどめさせないことだ。

自発的にあらゆる部門に参加


――軍への女性の参加と自発的組織が大きく増加していることは、ロシアの侵略に対する抵抗の志気全体にとってどれほど重要になったのですか?

 われわれはまさに最初からすべて熱気の中にあり、あらゆるものごとを、つまり自発的な行動、弾薬や人道援助を捜すこと、危険な地域から人々を運び出すこと、を引き受けた。もちろん時間と共に、この局面はトラウマや無力感への落ち込みに置き換わっている。
 しかし私は、公共の空間で女性が「われわれには諦めるような権利はない」と言っているのを聞き、見ている。女性は私が述べたように、現場で手助けするために団結し始めた。かれらはカモフラージュ用ネットを織り、軍のために食べ物を調理し、人道援助を荷造りし船積みしている。
 これは一体性を高め、そうして女性は、かれらの深い悲しみの中に孤独に置かれているわけではない、と感じる。われわれがしっかり掴んでいるこの中には、精神的にも一定の支えがある、と私には見える。今自発的な仕事は、活動家の世界に発するものではなく、ほとんど全員に近く、また理解可能なものになっている。
 軍への女性の参加という点では、私はすぐさまアゾフスタル発のわれわれの「小鳥」を思い起こす。カチャというこの少女は最後の日までマリウポリのアゾフスタルを防衛した。彼女は歌を歌い、最後まで戦うと語った。歌う彼女の写真とビデオ映像はあらゆるソーシャル・ネットワーク上でウイルスのように広がった。彼女は、マリウポリ防衛の象徴のひとつになった。
 今ウクライナ軍では3万5000人の女性が軍務に就き、うち1000人は指揮官、さらに2人は将官だ。重要なことだが、女性はまた戦争の第1日目から領土防衛隊にも向かった。今、軍への女性の参加に関するもっと多くの話しがあり、かれらは、銃後にいるわれわれすべてにとってひとつの手本になろうとしている。

軍内部と社会の差別観は根深い


――ウクライナ軍の姿勢に関しては、2014年にロマヅケ・インターナショナル(訳注)が次のように特記した。すなわち「正直に言って、変化が非常に遅い以上、祝うべきことはまだ何もない。ウクライナ軍参謀部内でわれわれが聞くことができる言葉遣いは『マイ・ディア』であり、したがって軍はそれらを始めとして変革される必要がある。多くは、意味のある変化は1世代以上後になってはじめて起こるだろう、ということを理解していない。そのコメントは、ウクライナ独立30周年に際した軍の祝賀式典で確証されたように思われる。そこでは女性兵士がハイヒールで行進したのだ。ロシアの侵略に対する抵抗闘争の真剣さは今、この種の性差別的ナンセンスに終止符を打つ助けになろうとしていますか?

 性差別と不平等は軍内に依然存在している。2014年、たとえば狙撃兵や砲兵であった女性は、配属録に「連絡将校」あるいは似たようなものとして書かれた。8年の中で状況は変化を遂げた。しかし問題は全側面的に残っている。たとえば、全面的な戦争が始まった時女性に支給されたのは、小さなものが全くなかったために、多くの場合大きすぎる男用防弾チョッキと靴だった。女性の身体防護具にもまた非常な違いがあったが、他には何もなかった。それは、パッド、シャンプー、虫除け、あるいはヘアピンまで、衛生品目でも同じだった。
 私は、自発的イニシアチブ組織である「ゼレムアッキー」にふれたい。かれらは、特殊な必要を前提に戦闘中の女性のために役に立ち、人道援助を行っている女性たちに非常に協力的だ。
 大衆的なレベルでの型にはまった考え方の表現に関しては、フェミニスト運動だけではなくそれに関わっていないほとんどの者にも印象を刻み込んだひとつの例を共有したい。5月の終わりに(戦争に入って3ヵ月になっていた)、ひとりのスタンドアップ・コメディアンが次のように「ジョークを飛ばした」のだ。いわく「女性大隊がどのようなものか想像できるか? 私にはできない。それは乳児連れ部隊の大隊だろうか」と。……そしてその上フェラチオへの言及まであった。
 それは、貶め、性差別、さらに毒を含んだ男性誇示のはなはだしい事例だった。さらにひどいことに、聴衆の人々は大笑いし、またあるスタンドアップ・ユーチューブチャンネルはそれらのページにそのビデオ映像を掲載した(そして今もそれを削除していない)。
 このビデオは、2015年にデバルツェヴォで闘ったことがあり、彼女の同志たちが身体に切り傷を負ったことを含め、この世の地獄を味わったひとりの女性によってフェミニストのひとりに送られた。このビデオを見た彼女がどう感じたのか、人は想像できるだけだ。
 またウクライナ軍に加わったあるミュージシャンも3月8日彼のインスタグラムで、今も軍から隠れている男たちを、思うに彼らは女、との推定で「おめでとうと言った」。これらは近頃のはっきりとした事例にすぎないが、国内のレベルでは依然として、戦闘中の女と男に関する不平等な観念がある。
 しかし軍隊内で女性と共にいる男たちは、かれらの勇気、怖れ知らず、また勇敢さを認めている。さまざまなボランティアのイニシアチブ組織が、軍内の女性を影から連れ出すための計画や映像をつくり、戦闘でかれらがどれほど男に引けをとっていないか、また男自身がこれをどう証言しているか、を示している。私は、この戦争は多くの型にはまった考え方を打ち壊すことになる、と考えている。しかし依然としてそれは、高い代償を伴っている。

戦う女性のウクライナ的特性


――危機――侵略された民族の防衛や内戦という――の時、女性の戦闘員は常に登場する。たとえば、スペイン内戦における共和国側、大祖国戦争におけるソビエト女性、そしてもっと最近ではロジャヴァの女性大隊であり、最後のものは、イスラム国を敗退させる点でまさに重要だった。対ロシア侵略抵抗におけるウクライナの女性の参加で、あなたが見ている先の諸経験との類似点と相違点は何ですか?

 私は、今ウクライナにはそれ自身の特性がある、と考える。
 それは『戦争は女の顔をしていない』のソビエトの物語りとは非常に異なっていて、ロジャヴァにおける女性の抵抗とも似ていない。クルドの女性たちは社会内の基本的な権利と代表性のために戦うことを迫られたからだ。スペインでは、共和国軍内での同等者として戦う権利を求めてどう戦いに挑むかをめぐってずっと対立があった。しかしかれらは変わることなく二義的な役割へと投げ込まれた。
 軍内での女性の位置について何かを今語ることは私にとって難しい。それは、戦争の中で一定の時間が過ぎ去った後、女性自身によって語られることがもっとも良いからだ。
 われわれが見ることができることからは、軍内の女性の位置は驚くほど良好だが、多くの偏見(上述のような)で囲まれている。主な問題は、軍がもっぱら男の入隊に向け準備されている、ということだ。民衆すべての権利のために、男と女の両者が共同で抵抗している。
 しかし理解されなければならないことは、ロシアが権力をもし掌握するようなことがあれば、女性の立場ははるかに悪化すると思われる以上、抵抗の中での女性の役割が極めて重要になる、ということだ。

無自覚なままのフェミニスト


――ウクライナには、その名の下にではないとしても、家父長的姿勢と規範に抵抗力のある自律自存の女性という強力なフェミニストの伝統がある、とわれわれは読んできた。この見方にはどのような真実がありますか? ロシアの侵略に対する現在の女性の決起では、それはどのように現れていますか?

 ウクライナのフェミニズムは今、活動家が動かしている草の根の運動だ。周辺出身の平均的な女性にあなたがフェミニストとは何者かと問えば、彼女は、「それは何人かの道を外した若い未婚女性で、個人生活を積み重ねたことがなく、そうして髪をけばけばしい色で染め、男を憎んでいる」というような線に沿ったことを答えるだろう。たとえば私の友人はいつも、フェミニストは子どものいない若い未婚女性でしかあり得ず、ただ出入りする場とコミュニティを見つけ出したがっている、と私に話す。明らかだが、フェミニスト運動の中には子どものいる女性が大きな数でいる。しかし先の姿勢は生き残っているのだ。
 私の考えでは、フェミニズムに対するこの認知度の非大衆性は、経済的かつ社会的な必要条件が理由だ。つまり女性は、働き、子どもを世話し、何とか彼らを扶養し、主婦であることを迫られている(女性は家庭の維持者、という型にはまった考え方は消える途上にはない)。生き延びるための変わることのない競争の中で、運動/組織/コミュニティの一部であるためには、あなたは時間とエネルギーを確保する必要があるのだ。
 ウクライナの女性については実際、かれらは非常に強く、多くのことを自分で決定でき、がんがん働き、高みに昇ることができる、と言われている(そしてかれらが自分自身についてそう語っている)。しかし上述のように、まったく多くの場合かれらがそれを当然と考えているのだ。
 あらゆるできごとと自発的行動の中心で、フェミニスト諸組織の仕事は劇的に増大した。フェミニスト諸組織に加えて、女性が指導的役割を果たしている組織、一定の側面で本質的に女性の権利(労働者の権利のような)のために闘っている組織、があることもまた重要だ――私は、看護士組合の「ニナのように」にふれたい――。私は、これが信頼を築き上げ、フェミニズムはわれわれの権利と自己決定を求める闘いに関わっていると示す上でわれわれの助けになる、と確信している。

フェミニストの連帯の困難な時


――ロシアの反戦運動で最強の部分は「フェミニスト反戦抵抗」であり、そのテレグラム・チャンネルは、本当はウクライナで今何が起きているかに関し定期的な報告を伝えている。そこには、ロシア軍が一時的に占領した地域の女性からの手紙も含まれている。ウクライナの運動はそのロシアの姉妹との協力をどれほど当てにしていますか?

 私はこの運動の活動を追いかけている。そしてこれらの少女たちをロシア内で唯一の十分な左翼と考えている。かつて人気のあった左翼が分裂するか、それともソ連邦や「同胞民衆」に関する昔話を語り、ユーチューブにビデオを流し続けている間、これらの少女たちは、地下活動や新聞に取りかかり、チラシを掲示し、批判的な記事を書いている。
 私の考えでは、これは全面的に断片化されたロシア社会にとってひとつの重要な点だ。そこでは全員が自分だけのためにいるのだ。「フェミニスト反戦抵抗」の多くの女性メンバーが、多くの同志と共に私も起草したウクライナフェミニストのマニフェストに署名した。
 将来の相互作用に関して私は何らかの予想はできない。ウクライナフェミニストの主導性もまた困難な時期を通過中、ということを理解することが重要だ。軍事的なできごとの光の中では、ロシア人とどんな種類の協力を行うことも、非常に多くのウクライナ人は聞きたくもないと思っている。そしてここでは、すべては情勢がどう展開するかにかかるだろう。

犯罪者と犠牲者の峻別が不可欠


――世界の他のところにいるフェミニストがロシアによるウクライナ侵略と対決する姉妹の闘争について理解する必要があるもっとも重要な課題は何ですか?

 われわれは、西側のフェミニストによる多くのかれらのマニフェストを含む平和主義的声明を読んできた。戦争、そしてわれわれの女性と子どもたちの日々の死を前にした時、われわれはこの立場に批判的だ。この流れの中で私は、「ウクライナ・フェミニスト・マニフェスト」を起草したウクライナフェミニストの作業グループの一員だ。
 われわれは、武装抵抗へのわれわれの権利を含めてウクライナの女性に対する支援を求めている。この戦争はわれわれに、フェミニズムは変化する情勢に対応する必要がある、新たな条件に応じて柔軟になるべき、諸原則を発展させるべき運動であることを示している。ここで私が言いたいことは、地政学的な推論と地政学的な思考に屈服し、両方を糾弾することで対立から引き下がることは実効性のある立場ではない、ということだ。われわれは、レイプ犯を犠牲者とはっきり区別しなければならず、彼女の存在し主体となる権利を主張できるよう犠牲者を助けなければならないのだ。

対外債務帳消し要求への支援を

――他に付け加えたいことは何かありますか?

 われわれの主な目標は今この戦争に勝つことだ。われわれは、それが長引く可能性があり、すぐに進むものではないこと、しかしそれには希望がある、と理解している。勝利に決定的なことは、世界の設定課題から、この戦争およびウクライナでの恐ろしいできごとを消させないことだ。すべての者が暫定的にそれに慣らされるならば、生き延びることはわれわれにとりもっと困難になるだろう。そして問題はわれわれだけのものではなくなる―世界にとってもまた危険がある――だろう。
 私はあなたに、ウクライナの対外債務帳消しを求める社会運動による最大のキャンペーンのひとつを支援するようお願いする。それはウクライナ経済にとって大きな重荷であり、オリガルヒが支配した年月によって生み出されたのだ。われわれはひとつのウェブサイトを作り出したが、われわれはそこに世界中から、支持の主張、請願、諸文書を集めている。われわれはウクライナを再建する者にもなるのだから、それは女性にとっても重要だ。
 私は、ウクライナ復興に向け女性はすでに多くのことを行い続けている、と言いたい。そしてわれわれはひとつの左翼組織として、われわれの労働者の権利と社会的権利のために闘争中だ。その権利を政府は今さまざまな程度で縮小しようとしているのだ。これは、ウクライナの戦後再建が可能になり、被差別の原則を基礎にする上で重要だ。(出典は、社会主義刷新の国際誌である『リンクス』、2022年7月13日)

▼ディック・ニコラスは、バルセロナを拠点とする、『グリーン・レフト・ウィークリー』と『リンクス』の欧州通信員。
▼ヴィクトリア・ピウルは、ウクライナのフェミニスト、かつソツイアルニイ・ルク(社会運動)の反資本主義活動家。(「インターナショナルビューポイント」2022年8月31日)
(訳注)ウィキペディアによれば、2013年に開局されたウクライナのデジタル放送局で、NGOとして登録されている。    

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