フランス マクロン、彼の改革、彼の49条3項に反対、勝利は可能だ!

2023年3月16日
反資本主義新党(NPA)執行委員会

 政府による49条3項の利用は民主主義のスキャンダルだ! それは、この政府の社会的基盤とその権威主義的アプローチにおける弱さを示している。運動の圧力の下で、LR(主流保守派の共和党)指導部との合意にもかかわらず、それらの議会メンバーはこの改革に支持票を投じる勇気がなかった。
 それは、政府の非正統性を強め、制度内にさまざまな地位を抱える主流的な左翼と労組の指導部を、特にCFDTのそれを決起継続に向け押しやっている。それは、特に第5共和制諸制度が抱える非民主的な特性を示している。それは少数派政府が改革を通すことを可能にしているのだ。ある意味でこれまでに起きたことは運動にとってはグッドニュースだ。
 3月16日に国中で起きた諸行動は、この民主主義のスキャンダルと解き放たれた抑圧、そして政府の立場の強硬化に向けられた怒りを確証している。そして前記の抑圧はデモに対してだけではなく、エネルギー部門の活動家といった狙いを定めた労組活動家にも向けられたのだ。
 マクロンと彼の改革にはほとんど支持がなく、49条3項後の最初の世論調査は、彼の苛烈な行動に対する拒絶と抗議の深さを、そしてそれが沈静化の途上にはないことを指し示している。決起の継続に対しありそうなことは、政府がこの抑圧を止めないだろう、ということだ。これは、連帯と挑戦に耐えられる統一した対応を必要としている。
 しかしながらまだ何ごとも勝ち取られていない。不信任動議は拒絶されるだろう。そして力関係は未だ不確実なままだ。運動は、勝利を掴むためにさらに前進の一歩をとらなければならない。つまりわれわれはもはや、連続的な輪番的ストライキで満足することはできない。
 労組間共闘が公表した次回の全国決起に向けた3月23日という日付け設定はあまりに離れすぎている。われわれはそれを、決起した諸部門の強さを増強することによりまだ何もないところでストライキを立ち上げるために利用しなければならない。しかしわれわれは、人びとの志気をくじかないために、また労働運動の最も先行した部分を孤立したままにしないために、ペースを加速する必要がある。
 われわれにとって勝利はさまざまな要素の組み合わせにかかっている。以下のような要素だ。
▼特に公共サービスと政府企業における輪番的ストライキの強化。私企業部門では、生産を低下させ、雇用主とそれらの政治的代表に圧力を加えるために、決起を広げることが必要だ。連続ストライキは政府を不安定化する上で大いに貢献してきた。われわれはそれらを拡大するためにあらゆることを行わなければならない。この闘争を毎日の決起にするために、運動は毎日のニュースの中に存在しなければならない。そしてわれわれが目標にしていることはゼネラルストライキだ。
▼運動の深さと正統性を示す大衆的デモの継続。われわれは、黄色のベスト運動が行ったように、政治権力を直接標的にするあらゆるところでの決起を訴える。運動はこの国を麻痺させることを目標にしなければならない。われわれは、マクロンの改革と政府に政治的にかつ大規模に異議を突きつけるために、パリでの全国デモを必要としている。
▼進行中の民主主義のスキャンダルに対抗すること。政府とマクロンは辞任しなければならない。しかしわれわれは、極右がわれわれを待ち伏せし主な利益を得ることを妨げなければならない。それは、労働者、若者、そして年金生活者の必要から始まる政策を、それを押しつけるためにかれらの決起に依拠する政策を強要するという問題だ。われわれには、マクロンが雇用主の利益に忠実であるのと同じほど労働者の利益に忠実な政府が必要だ。これらすべての点を討論することが、労組や左翼の立場に立つ政治運動と社会運動の諸組織に課せられた責任だ。われわれは、できる限り早々にそうした会合を設定する助けをするために奮闘するつもりだ。

 その先では、そしてこれまで以上に、資本家の諸政策と決裂する構想を軸にした政治的なオルタナティブ――エコ社会主義に向けた決裂――が必要だ。
 マクロンと彼の構想に対する勝利は可能だ。われわれはその達成に向け必要なあらゆる手段をわれわれに与えなければならない。
(「インターナショナルビューポイント」2023年3月17日)

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