世界的な公衆衛生危機後の女性運動─7月開催のためのカンパを:第4インターナショナル・ビューロー
2020年はじめ、女性運動のめざましい高揚は、新型コロナパンデミックの影響、またそれに伴うロックダウンと経済的で社会的な諸変化の影響を受け始めた。同時に、右翼が地球全体で女性の権利に反対して決起し続けてきた。そしていくつかの成果を上げてきた。しかし女性は彼女たちの権利を守るために、また先の敵対すべてに立ち向かい新たな権利を獲得するために闘い続けている。
われわれは、女と男双方の若者たち、また労組や民衆の諸組織が女性の要求を求めて立ち上がっているのを見ている。これこそが、2022年9月に若いクルド女性のマフサ(ジナ)・アミニの警察による殺害後に起きたイランにおける巨万のデモの例だ。また今年3月8日、女性の権利を求めて、デモが禁止されていたパキスタンで、また5万人の命を奪った悲惨な地震後に女性たちが誓って「生活を再建する」と言ったトルコで、何千人という女性がデモに立ち上がった。
米国では、ひとりの記者が書いているように、中絶の権利が「米国政治の中心部に」ある。そしてラテンアメリカ中で、ケア労働における女性の役割に対する認知と公衆衛生への権利、加えて女性に対する暴力を止めることと移民への支援をめぐる闘争が、パンデミックにもかかわらず――またそれが理由で――前面に現れている。
現場でのこれらの闘争には、抑圧と解放の理論的下支えに対する階級を基礎に置いた共通の理解に到達するための刷新された努力が伴われてきた。これは、女性の諸条件、諸要求に関する政治的闘い、さらに女性の闘争とわれわれの連携相手の闘いを前に進める方法に対する分析を発展させるための、さまざまな色合いをもつマルクス主義者と社会主義者による活動に反映されている。
われわれはまた、性差別がわれわれ自身の組織内部に存在し続けていることも認識し、したがってわれわれは、それにいかに対処するかをも検証し続ける必要がある。
第4インターナショナルは、他のすべてと同じく、オンライン会議を開催することで、そして世界規模で闘いと活動に対するわれわれの分析を発展させ続けることで、ロックダウンの条件に対応した。われわれは、2021年にオンラインの女性セミナーを開催した。しかしわれわれは、電子的コミュニケーションはわれわれの理解と協力を促進するために利用可能であり、また利用されなければならないとしても、それらも、対面が提供する交流の価値共々対面の会合に置き換わることは不可能だ、と分かっている。
われわれは、前進の道に対する共通の理解に達するために、また特に、迫りつつあるわれわれの世界大会に向けた準備における第4インターナショナル諸文書に先の理解を含めるために、上記の諸経験に参加してきた女性を結集する必要がある。
これらが、アムステルダムのわれわれの研究所で第4インターナショナル女性委員会によってこの7月に組織される女性セミナーの目的だ。
もちろん、このセミナーの組織化には費用がかかる。主な項目は交通費だ。われわれは、新たな世界運動の理解にはその貢献が本質的であるグローバルサウスの同志たちの航空券をまかなうために、皆さんの助けを必要としている。(送金手続きについては実際上の諸困難があるために割愛)(「インターナショナルビューポイント」2023年6月13日)
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