アルジェリア 抑圧を止めろ! カメル・アイサット博士に連帯!
2023年7月15日
アルジェリア社会主義労働者党(PST)
わが同志の大学教授でPST指導部の1員であるカメル・アイサット博士は、7月15日早朝ベジャイア空港で、彼がISTN(出国禁止令)の対象だったことを告げ知らされた後、召喚され、同日午後1時から午後7時頃家に戻るまでベジャイア憲兵隊による尋問を受けた。ちなみにPSTは2022年4月以来行政的に活動禁止とされてきている。
彼は、日曜午前検察に出頭しなければならないだろう、と告げられた。この予想外の混乱の中でなくした彼の携帯電話は、憲兵隊によって提出を求められた。
わが同志に告げられたことは、警察と司法によるこの迫害が、彼の公然とした科学的で政治的な立場の結果だ、ということだ。特に問題にされたことは、タラ・ハムザの亜鉛・鉛鉱山計画に反対してソーシャルネットワークに投稿された彼のビデオの立場、およびこの危険な計画に反対する現地住民の決起に対する彼の関与だ。
すでに閣議によって承認され、オーストラリアと中国の多国籍企業に認められたこの計画は、特に今も有効な諸法が求める様な、事前の環境影響評価や公衆衛生の影響評価が全く行われていないがゆえに、ベジャイアのウィラヤのタラ・ハムザとアミズールのいくつかの村から拒絶されてきた。
このタイプの鉱山に起因する環境と公衆衛生に関する有害かつ悲惨な結果は、世界中でまたアルジェリア内(トレムセン鉱山の類似例)で十分に知られている。
数週間前、住民に諮問を行い、環境と公衆衛生に関する影響調査を実行することで、当局が法を守ることを求める請願が始められてもいるのだ。
すべては次の事実を指し示している。つまり、タラ・ハムザ鉱山が開発されるならば、いくつかの村とそれらの農業経済が一掃される可能性があるだけではなく、その峡谷にある巨大な水脈(1兆6000億トンと評価されている)もまた汚染されるだろう、ということだ。そのようなシナリオがもつ深刻な結果は、それが万が一起きるならば、海にも、またベジャイアのウィラヤにおける一定数の経済活動、特に農業食品にも影響を与える可能性があると思われる。
わが同志を恫喝し黙らせる目的で同志に行われた、そして結果的にこの地域の全住民に対し行われた抑圧行為は、2019年以来広まってきた権威主義的な力の論理を続けるという、権力を握る政府の決意をあらためて映し出している様に見える。体制自身の法にも反しているこの抑圧的な姿勢はすでに、何百人にもなる政治囚と良心囚で刑務所を一杯にし、わが国の民主的自由を封じてきた。
わが同志のカメル・アイサット博士とタラ・ハムザおよびアミズールの民衆に対する連帯キャンペーンが、抑圧を糾弾し、民主的自由、特にあらゆる経済的、社会的、政治的課題とわが国における計画に関する言論と表現の自由の尊重を求めて、始められている。
環境の公職者、議員たち、現地の被選出代表者たち、さらにベジャイアのウィラヤの市民社会の、この深刻な問題に関する沈黙は単純に受け容れられない!
抑圧と恫喝を止めろ!
民主的な自由と表現を尊重せよ!
カメル・アイサット博士、およびタラ・ハムザ、アミズール、ベジャイアの民衆に対するわれわれの連帯を声高くそしてはっきりと表そう! (「インターナショナルビューポイント」2023年7月15日)
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