ウクライナ 中東欧左翼が連合を形成
ソツイアルニイ・ルフのコミュニケ
EC議会選へ相互支援
「社会運動」(ソツイアルニイ・ルフ)は、中東欧グリーンレフト連合(CEEGLA)を共同創立した。この団体は、公正で左翼的で社会的な欧州、および各国での対応する政策を求めて声をあげている政党や市民の社会組織を含んでいる。
この新組織の創出は、ポーランド共和国下院での簡単な報告の中で2024年1月12日に発表された。「社会運動NGO」の立場は、キーウの「社会運動評議会」の1員であるヴィクトリア・ピグルによって表明された。
新たに形成された連合は以下の組織を含んでいる。それは、Budoucnost(チェコ共和国)、Demos(ルーマニア)、KERTU(リトアニア)、ラゼム(ポーランド)、Szikra Mozgalom(ハンガリー)、社会運動(ウクライナ)だ。
ラゼムの構想調整者で同党の全国評議会メンバーであるゾフィア・マリツによれば、中東欧左翼の声はこれまでEU内でほとんど顧みられてこなかった。CEEGLAの創出はそれを変えなければならない。「われわれは、バルチック海からバルカンにいたる若いグリーンレフトの声を強化するために、EU議会への立候補の点で互いに支援したい」、彼女はこう説明した。
これらの政治勢力のすべては、経済的、社会的、また気候の危機の根源は資本主義システムの論理に根をもっている、と確信している。
「公共サービスをカネがかかり分不相応だと見ている者たちに対比して、われわれはそれら――公衆衛生、教育、また社会的保護――を、平等、連帯、また尊厳に基礎を置く社会にとっては鍵を握っていると評価している」、「われわれは、全員のために機能する強く多様で持続可能な経済を建設することに専心している。われわれは、民衆を中心に置く欧州と世界の経済を形作るためにわれわれの声を高めようとしている。われわれの地域は欧州の準周辺と世界の秩序に向けた単なる試験場、との考えは拒絶されなければならない」、われわれのウェブサイトはこう語っている。
CEEGLAは自らを「東欧ブロックの崩壊とその後の資本主義への移行後に幻滅を経験してきた新たな世代」と描いている。「われわれは以前の体制に対する郷愁も、われわれの地域で実行されている破綻した新自由主義の構想の本性に関する幻想ももっていない。われわれは後戻りではなく前に進む必要がある。われわれは、欧州の統合、および民主的で社会的で持続可能な欧州の発展を支持する」。これらが連合が保持する価値だ。
CEEGLAの最上位にある優先目標の中には、ウクライナとこの地域全体を破壊し続けているロシアの侵攻に対する対抗がある。「ロシアの部隊がまだポーランドやルーマニアを攻撃していない唯一の理由は、そこに配置されている米軍部隊のためだ。われわれは、われわれの地域の諸国はそれら自身の主体性と強さを共同で建設しなければならない、と確信している」、ピグルはこう語った。
そして彼女は「私は単に軍事的強さについて話しているのではない。ロシアは今、EU諸国の弱さ――気候や住宅の危機、生活水準の後退、さらに極右の台頭――につけ込んでいるのだ」、「これらの問題に取り組まなければ、われわれはわれわれの安全保障を確かなものにできない」と警告した。
ラゼム議員のマチュイ・コチェチュヌイが強調したように、「ウクライナは今なおEUの連帯を必要とし、ロシアの侵攻を撃退し、われわれの安全保障を防護するために、軍事的、財政的支援を必要としている」。周知のように、ポーランド左翼は全面侵攻の最初の日々以来、われわれの国の持続可能な未来を確実にするために、ウクライナの対外債務帳消しを求めて声を高め続けてきた。
「社会運動」は、東欧地域を基盤とする連携に基づく団結がウクライナ人民がもっと容易に防衛の備えを達成する助けになるだろう、と期待している。そしてその備えは、われわれの防衛を強くし、EU統合の過程で社会性の優先化を強化し、社会全体の利益に立つ戦後再建を導くだろう。
われわれは、ウクライナにとって困難なこの時期にわれわれを支援し、国際的なレベルで左翼を発展させようと申し出てくれた、リトアニア、ポーランド、チェコ共和国、ルーマニア、またハンガリーの同志たちに感謝する!
われわれはあらゆる人々に、この団体の公式ウェブサイト(https://ceegka.org)上の、またソーシャルネットワークXの最新版に注目するよう促したい。(2024年1月15日)
▼ソツイアルニイ・ルフ(「ウクライナ社会運動」)は2015年に創立された。(「インターナショナルビューポイント」2024年1月16日)
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