アルジェリア カメル・アイサットに無罪!

連帯と決起が勝利得る

共闘団体共同声明

 ベジャイアの判事が、カメル・アイサット教授にはベジャイアのウィラヤのタラ・ハムザ亜鉛と鉛の鉱山の件におけるあらゆる起訴に関し、無罪が言い渡される、と決定したばかりだ(訳注)。
 民主的な自由のシステムにおいては、市民権――換言すれば、公的な空間の建設への市民参加、またそればかりではなく市民の諸権利を守る上でのかれらの決定――がシステムが機能するための本質的な基準だ。独裁体制、あるいは権威主義においては、市民権が権力にある者たちにとっての破壊者、トラブルメーカーの具体的な表示になっている。
 カメル・アイサットが味わった迫害を前提とした時、先のことはわが国における事実だろうか? ちなみに彼に対する評決は、「国益を掘り崩している」また「国民の統一を掘り崩している」とのびっくりさせるような、また無分別な嫌疑の罪を解いたばかりだ。彼は、あらゆる民族と抑圧された者たちの愛国者だったのだ。
 彼は何を行っていたのか? 攻撃も、非行も、犯罪も全くなかった。もっとよいことに彼は、一市民のとしての彼の義務が、憲法と土地の法規によって公布されていることとして命じること、を行おうとしたのだ。
 カメル・アイサットは、WMZ(操業企業)のためにENVICONSULTのコンサルト業務によって起草された「影響調査」の質に関する彼の専門家としての見解を発表したとして、起訴された。アイサット教授は、2つの鍵になる分野(環境と法律)について深刻な検討不足を示した。環境の問題では、彼は、住民に対する差し迫った重金属汚染という科学的かつ歴史的に証明された危険の無視、としてこの影響調査を批判した。彼は、地域の農業・食物産業を支え、国内市場全体とそれを超えて供給しているソウマム水源を無視しているとして、先の調査を批判した。
 法律の点では、彼は、共和国の諸法、つまり「環境に関する法」の無視として影響調査を批判した。ちなみに先の法目的のひとつは、環境の構成部分を保護することによって、あらゆる形態の汚染、あるいは環境への害を阻止することだ。その法令はソウマム峡谷にラムサール条約によって保護された、国際的に重要な湿地としての地位を与えている。そしてその条約をアルジェリアは1982年9月11日に批准していた。
 しかしそればかりではなく、また何よりも、鉱業法3条がある。それは、「国際協定および法的文書により保護された現場における鉱業活動すべてを禁じ」ているのだ。
 大統領が鉱業部門を経済開発の鍵になる部門のひとつにして以来、タラ・ハムザ/アミズール鉱山担当の当局は、それらがあたかも、あらゆる予防原則と共和国の諸法の尊重から除外されたかのように行動し続けている。2022年4月24日の閣議では、国家のトップ自身は、「必要な環境基準を考慮することの厳然たる必要を強調した」のではなかったのか?
 思い起こすひとつのこととして、2021年、エネルギー・鉱業相のユウセフ・ユウスフィはベジャヤ訪問に際し、「テラミンが提出した調査は満足なものではなかった」と明らかにした。2ヵ月後彼は、ル・クオティヂアン・ドランによるインタビューでテラミンについて、「うまいビジネスをやろうとして小さな諸企業が入ってきているが、それらにはその鉱山を合理的に、また汚染の安全を確保し環境を保護するようなやり方で開発する技術的な資源をもっていない」と語った。
 ひとつの結果として、その契約は止められた。2年後、「3条で国際条約や立法で保護されたあらゆる鉱業活動を禁じている」新しい鉱業法が公布された。
 社会的に高められた環境意識を前提とした現在の脈絡ではっきりしていることは、カメル・アイサットの闘いがそれに値する注目を受け続けている、ということだ。そこには、彼を支持する形で与えられたばかりの判決、およびこの計画への拒絶をこの間示してきた、そして反鉱山開発の請願を行ってきた数百人の市民による闘いが力を貸している。
 カメル・アイサットの無罪評決に導いたのは、民衆的な決起だった。これは、当地の住民、社会運動の諸組織、市民団体、独立労組、UGTA(アルジェリア労働者総連合)に基づいて、検事は3年の投獄を求めていたとはいえ、正統性がどこにあるのかを示した。これは、鉱山に反対し、環境の闘争と反帝国主義の闘争を支持する決起へのひとつの激励だ。それは、抑圧の犠牲者全員にとって、特にヒラク以来、法的な行動と戦闘的な行動を組み合わせている闘争が成功を達成できるとの格別な証明だ。(2024年1月7日)(「インターナショナルビューポイント」2024年1月8日)
(訳注)カメル・アイサットへの弾圧に関しては、本紙2023年7月15日号6面を参照。  

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