ロシア アレクセイ・ナワルヌイが刑務所内で殺された

声明

ロシア社会主義運動

 アレクセイ・ナワルヌイが刑務所内で殺された。連邦告解サービスがその政治家の死を伝えたが、しかし彼が自分の事情で死んだのではなく、ウラジーミル・プーチンに殺されたのは明白だ。ナワルヌイの反腐敗調査とそのキャンペーンは、何百万人ものロシア人が政治化するのを助け、何千人という活動家――その多くは彼の政治的観点を分かち合うことはなかったが、ロシア内の変化の可能性を確信した――を励ました。彼と彼の組織の「反腐敗基金」は、2021年まで大規模な反プーチン集会をいくつも組織できた。
 ナワルヌイは、ロシアポピュリズム創始者のひとりだった。そしてそのポピュリズムは、その折り紙付きの右翼色にもかかわらず、オリガルヒ資本主義を問題にする傾向に向かった。ロシア内の貧困と不平等に注意を引き寄せ、普通のロシア人と途方もなく裕福なロシア国家の支配的徒党間をはっきり区別することによってだ。そしてその一党は、その莫大な富を権力の横領、腐敗、公的資金や資産の獲得、拷問、殺人、戦争から引き出していた。
 プーチンはナワルヌイに怖れを抱いた。彼の暗殺は、プーチンが新しい局面に入ったということ、そしてそれは、政治的敵対者たち、およびおそらく体制の生き残りへの脅威とみなされた全員の肉体的除去を考慮に入れる局面だ、ということのはっきりした政治的合図にほかならない。それが意味することは、ロシア内の政治犯全員の命が危険な状態にある、ということだ。われわれは、ロシア内外における暴力のエスカレーションを、また政治活動家の「思いがけない」新たな死を予期しなければならない。
 ナワルヌイを殺害することによって、殺人的でジェノサイド的なプーチン体制は、ロシア反体制派のやる気をそぎ落としたいと思っている。われわれはその期待とは逆に行動しなければならない。われわれは独裁を終わらせるためにわれわれの連帯と自己組織化を高めなければならない。ナワルヌイの死は政治的殉教のいわば模範であり、われわれをくじくよりもむしろ政治的行動を続けるようわれわれを励ますに違いない。われわれはあきらめてはならない。殺人者は罰せられるだろう、独裁は打倒されるだろう。(2024年2月16日)

▼ロシア社会主義運動(RSD)は、第4インターナショナルロシア支部の「社会主義運動・プペリョード(前進)」とソーシャリスト・レジスタンスの2組織によって2011年3月に創立され、2011年から2012年の不正選挙反対の抗議の中で形成された連合である左翼戦線の一部。(「インターナショナルビューポイント」2024年2月17日) 

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