FI系ラテンアメリカ諸組織の共同声明
メキシコ大使館へのエクアドル政府の襲撃糾弾!
4月5日の暴力的な警察によるエクアドルのメキシコ大使館占拠は、外交および諸国間の文明化された共存というふたつの基本的な原則を攻撃している。それは、外交の本部の不可侵性、そしてかれらの思考方法を理由に迫害された個人すべてに対する難民権、という原則だ。
エクアドルの極右かつ新自由主義者の大統領、ダニエル・ノボア・アツィンは、彼の受け容れがたい行為にふたつの口実を示した。それは、彼は、横領と言われるものを理由にした元副大統領のホルヘ・デヴィッド・グラス・エスピネルに対する逮捕状を執行するために行動した、というもの、およびメキシコ大統領が彼を「保守的なファシスト」だと非難したからだ、というものだ。
このふたつの理由と言われるものは、最小の分析にも耐えるものではない。その不条理は、それがすでにこの大陸のすべての国から、またエクアドル民衆やかれらの政治的また社会的な代表からなる幅広い部分からまで、公然と非難されるにいたっているほどに深刻だ。
メキシコ大使館に対するこのダニエル・ノボアの攻撃にはふたつの目的がある。第1は、時間毎の賃金支払いの強要という彼の意図に基づく国民投票を前に、エルサルバドルのナジル・ブケル大統領に刺激を受け「豪腕の男」というイメージをつくり出すことだ。第2は、彼の政敵であるホルヘ・グラスをコレア主義一派だとして罰することだ。ちなみにコレア主義は今なお選挙に関し重要な存在感を維持している。
ダニエル・ノボアのラファエル・コレア(中道左派の元大統領:訳者)と社会運動に対する理屈抜きの憎悪は、法的秩序、およびこの国と国際的な秩序すべてを無視している。ノボアは、ワシントンの指令に従う極右オリガルヒの一部だ。
第4インターナショナルはエクアドルのメキシコの外交本部に対するこの侵略を糾弾し、元副大統領のホルヘ・グラスの釈放を、また彼にメキシコへの移住を可能にする安全な管理が与えられることを要求する。
第4インターナショナルはまた、両国民衆とかれら各々の抑圧階級に対するかれらの闘い間の連帯強化をも訴える。
ノボアの右翼政府打倒!
ラテンアメリカとカリブ海の民衆の統一を!
反植民地主義、反家父長主義、そして民主主義のラテンアメリカを!
(2024年4月9日)
モビミエント・ソシアリスタ・デル・ポデル・ポプラー(メキシコ)
レッド・フェミニスタ・エコソシアリスタ(エクアドル)
ポデル・ポプラー(アルゼンチン)
マラブンタ(アルゼンチン)
デモクラシア・ソシアリスタ(プエルトリコ)
モビミエント・エスクエルダ・ソシアリスタ(PSOL、ブラジル)
レシステンシア(PSOL、ブラジル)
レベリアノ・エコソシリアリスタ(PSOL、ブラジル)
テンデンシア―モビミエント・センテルハス(PSOL、ブラジル)
インスルジェンシア(PSOL、ブラジル)
スブベルタ(PSOL、ブラジル)
コリエンテ・SUMATE(ペルー)
ラス・インドミタス・オルガニザシオン・デ・イツクイエルダ・アンティカピタリスタ(メキシコ)(「インターナショナルビューポイント」2024年4月11日)
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