カナッキー(ニューカレドニア)

ダルマナン法ノー!

カナック人民の自己決定
 権の尊重を!

NPA(反資本主義新党)

 ヌメア広域都市圏での午後6時から午前6時までの夜間外出禁止、デモ禁止、数十人の逮捕、臨時警察官部隊の非常配置。マクロンは今、カナック人民の自己決定権を力ずくで取り消そうと試みることで火遊びをしている。その権利をカナック人民は、ヌメアで1998年に締結された協定によってフランス政府から保証されていた。
 カナック中で今起きていることは、民衆の蜂起だ。5月20日以来港湾、空港、またホテルの労働者たちはストライキに立ち上がり、若者たちは交通を統制するために道路封鎖を組織してきた。警察に若者に発砲させるような、マクロンとダルマナンの抑圧政策が、メディアで繰り返し示されているイメージの大火を引き起こすことになった。
 ひとつの要求がこの決起をひとつに結びつけている。つまり、選挙法の縛り解除ノー、2021年12月に政府が正規なものにした再植民地化ノーだ。その時政府は、1998年の協定中に規定された3回目の住民投票を、新型コロナウイルス危機の最中に一方的に組織することでそうしたのだ。現在の危機に導いたものこそ、マチニョン協定によって1988年に始められた脱植民地化過程を停止しようとする政府の切望だ!
 2年の間、USTKE(被搾取カナック労働者組合)やFLNKS(カナック社会主義民族解放戦線)は、植民地化された人々の声を聞こえるものにするために、カナッキー中で諸々の決起を構築し続けてきた。この間政府の対応は、抑圧(カナックの旗をもっていることを理由とした諸々の逮捕を含んだ)であり、ダルマナン法を通過させようとする切望だった。ちなみにその法は、有権者を広げることでカナック人民の自己決定の可能性に具体的な終止符を打つことによって、1988年のマチニョン協定から生じた過程を最終的に終わりにするものだ。
 NPA―ランティカピタリストの支持者は、FLNKSや決起したカナック民衆が唱える要求を、すなわちダルマナン法撤回、抑圧部隊の撤収、カナック人民の自己決定権尊重、そして脱植民地化過程に向けた討論開始、を支持する。カナッキーには、あらゆる植民地化された領域でと同様、正義がなければ平和はない!(2024年5月14日、モントルイユ、ランティカピタリストよりIVが英訳)(「インターナショナルビューポイント」2024年5月20日)

THE YOUTH FRONT(青年戦線)

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