体制の権威主義への誘惑に抗し自己組織化追求の行動を

アルジェリア 社会主義労働党(PST)全国書記局

社会主義労働党(PST)全国書記局(第四インターナショナル・アルジェリア支部)

 日々新たな感染者と死を、また食料や衛生用品の不足と価格高騰をもたらしつつ、コロナウィルス・パンデミックが最高潮になっている中で、軍の最高位から指名された大統領に体現された正統性を欠いた権威主義体制は、この情勢を、ヒラク(昨年二月から始まった民衆反乱がこう呼ばれている:訳者)の休止をわれわれに強いるために利用しようとしている。

全政治犯の
即時解放を


深刻な病にかかっていると言われるほどの恐るべき条件にありながら、政治活動家のカリム・タボウに対し受け容れがたい判決を下したことは、ただひどいと言うしかない。民衆のヒラクがその釈放を絶え間なく要求しているときに、政治的拘留者の引き続く投獄は、体制の政治的破綻を示すもう一つの証拠だ。この体制は、アルジェリア民衆によるその主権の再行使に耐えることができない。
ヤニス・アジリアとベジャイアの彼の同志たち、あるいはカレド・デラルニのようなジャーナリストといった、政治的活動家、労働組合活動家、また他の活動家に対するこのところの警察と司法の虐待は、現在のでっち上げ体制がもつ絶対的に抑圧的な本性を映し出している。この弾圧のエスカレーションは、今日の背景の中では、われわれの民主的自由と経済的・社会的諸権利に関する将来に向けた体制の真の意図について、情報を与えている。
これが、われわれのヒラクを可能な限り早期に再開する不可欠さだけではなく、二〇一九年二月二二日の民衆的革命過程を質的に打ち固める必要をも、なお一層思い起こさなければならない理由だ。

デッチ上げの
改憲認めない


彼の専門家委員会がでっち上げた憲法修正に対するテブン(訳注)の歓迎は、昨年一二月一二日の歴史的虚構である大統領選挙後の、暴力行使に向けたもう一つの試みに過ぎない。テブンは、ブーテフリカの反民主的プロセスと彼の仲間内体制を見習って、将来の憲法の内容などのような大いに政治的な問題を、彼が自分で指名した憲法専門家の委員会に任せている。
この権威主義的なでっち上げ体制は、先の問題に関するあらゆる論争からアルジェリア民衆を排除しながら、これらの修正を承認させるために、ブーテフリカの残党からなり、正統性がなく腐敗したその議会を利用するつもりだ。その後になってはじめてアルジェリアの民衆は、道化芝居でしかなかった先の大統領選挙を有効と認めた選挙管理委員会が管理する下で、将来の憲法に対し「イエスあるいはノー」を言う権利をもつにすぎない。
そしてその憲法は、昨日までわれわれを支配し、われわれに悲惨な新自由主義諸政策を押しつけた者たちの、つまり雇用主、寡頭支配者、そして多国籍企業の階級的利益にピッタリあったものになるだろう。
自由、尊厳、平等、社会的公正、そしてわれわれの国民的冨とわれわれの社会・経済的選択に関わる主権に関する限り、われわれはそれらをもう一つの憲法に書き込むために闘い続けなければならないだろう。それは、ヒラクと社会的で民主的な諸闘争を通じて、労働者、若者、女性、またあらゆる被抑圧層により強要される憲法だ。それこそ、われわれの民主的かつ社会的な利益と熱望を代表する主権ある憲法制定会議により、国民的で民主的、かつ隠されることのない論争を経て書き上げられることになるもう一つの憲法だ。

闘争の主導性
意識的確立へ


パンデミックのこの時期において、賃金は維持されなければならず、われわれの住宅街と村々には無料の基礎的な食品の配布がなければならない。諸労組と労働者団体は、彼らの健康を守るために職場から退出する権利を行使しなければならない。普通の人々には、特に前線に立つ労働者には、保護装備が提供されなければならない。私有部門(病院、紡織産業、ホテル、薬品工業、他)の徴発が加速されなければならない。
パンデミック、封じ込め、夜間外出禁止の復活という脈絡の中では、特にコロナウィルス・パンデミックに対する連帯と相互援助の枠組み内部で、たとえ象徴的であろうとも、デモと大衆集会の代わりになる諸行動を通じて、自己組織化の枠組みと闘争のイニシアチブの確立を強化することが、かつて以上に必須になっている。
それは、われわれの自由とわれわれの社会的諸権利の防衛に向けわれわれのヒラクの炎を燃やし続けることだ。それは、新たな民主的で社会的で平等主義のアルジェリアの建設を求めるわれわれの新たな集団的な夢に燃料を注ぎ込むことだ!

▼PSTは第四インターナショナルアルジェリア支部。(「インターナショナルビューポイント」二〇二〇年四月号)

(訳注)軍の管理の下で旧体制出身者しか候補者がいないまま、多くの反対の中昨年一二月に強行されたお手盛り的大統領選挙で当選した。 

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