辺野古新基地建設反対10・4新宿デモ

米兵による沖縄女性への殺人事件を許さない

 【東京】10月4日午後4時から、「やっぱり止めよう! 辺野古新基地建設10・4新宿デモ」が辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会の主催で開かれ、220人が参加した。
 司会者が「また沖縄で、米兵による女性殺人事件が起こってしまった。大浦湾に大きなコンクリートの箱・ケーソンが運び込まれた。古謝さんが知事になったからといって、普天間基地は戻ってこない。辺野古の軟弱地盤が固まるわけではない。私たちはあくまでも、辺野古新基地はいらないと全面に押し出して基地建設をはねかえしていこう」と開会のあいさつをした。

終わらない工事
増え続ける予算

 首都圏連絡会の花輪伸一さんが基調を提起した。
 「新基地建設が決まったのは1996年、30年も昔のことだ。新基地は辺野古と大浦湾の海を埋め立てて造成される。工事は10年前に始まったが、全体の17 %しか進んでいない。これは大浦湾の海底にマヨネーズのような軟弱地盤があるためだ。工事はさらに10年以上かかると言われている。
 仮に完成しても地盤沈下は確実に起こる。軍事基地としては使い物にならない可能性がある。これはまったくムダな事業だ。工事費もとんでもない金額になっている。最初の予算は3500億円、その後で9300億円に増やした。しかし、工事期間が10年も残っているのに、84%をすでに使ってしまった。この先いくらかかるのか、まったく見通せない状況になっている。2兆5千億円かかると沖縄県は発表している。これはわれわれの税金だ。許せない。
 一方で米軍の普天間飛行場の返還もいつになるか分からない。滑走路の改修、施設の増設が進み、米軍はこれからも使い続けようとしている。
 新基地建設は沖縄の山を削り、海を埋めるというだけで環境破壊もはなはだしい。莫大な利益を得るのは本土の巨大ゼネコンだ。こんな事業は即刻止めるべきだ。
 沖縄・琉球弧の島々では自衛隊基地が建設されている。米軍と自衛隊の合同演習が頻繁に行われている。全国各地の民間の空港と港湾は、自衛隊が利用できるように、整備が進んでいる。高市政権は沖縄の島々の軍事要塞化をはじめ、日本全体の軍事化を促進している。たいへん危険な政権だ。これをやめさせるために、沖縄の人びとと共に闘っていきたい」。
 続いて、沖縄平和市民連絡会の上間芳子さんが発言。(別掲)
 Stop!辺野古埋め立てキャンペーンの加藤さんが11月4日、辺野古新基地建設8社の受注企業に対する一日アクションへの参加の呼びかけを行った。9月10日、500億円から600億円で新しいケーソン工事の契約が済んだ。軍事でもうけるなと訴える。
 沖縄一坪反戦地主会関東ブロックから、11月14日、「新知事とヤマト政府 ちゃーすが沖縄」集会に参加を、と呼びかけがあった。

人身被害を軽視
し続ける防衛省

 沖縄基地軍隊による性暴力を許さない関東の会が緊急発言をした。
 「昨日、女性への強盗殺人事件が起こり、今日海兵隊員が逮捕された。結局、県として米軍に対して強制力を持って、何もしていない。米軍任せの再発防止、綱紀粛正の申し入れ、抗議すらしていないということが明らかになっている。そして、今回も防衛省は『あってはならない』などと、お決まりのセリフを繰り返した。今回も言語道断の事件だと言っているが、本当に抗議をするのか怪しい。申し入れで終わるのではないか」。
 「私たち自身が、米軍に事件を起こさせてしまっている。米軍基地を沖縄に押しつけてしまっている。だからこそ責任を持って行動して、声を上げていかなければいけない。一番つらいのは沖縄の人たちだ」。
 「10月8日6時半から、外務省前で抗議行動を行う。被害は基地がある限りなくならない。基地をなくそう。絶対事件を起こさせないように、日本政府を動かしていく行動をしていこう」。
 上間芳子さんは、今日沖縄では、うるま市、沖縄市、県庁前で抗議行動に取り組んでいる。この力で県民大会を実現させたい」と語った。
 明日は総がかり行動が官邸前で抗議行動を行うと司会が紹介した。
 歩行者天国に出てアピール行動を行い、引き続き、新宿駅を一周するデモで、「辺野古新基地建設を中止しろ、米兵による沖縄女性の殺人事件を許さない」と訴えた。    (M)

上間芳子(沖縄平和市民連絡会)さんの発言から
あきらめずに、基地撤去まで闘う

 昨日、辺野古大行動が行われ616人が参加。絶対に負けないよ、と意思を現した集会だった。本当に大変なのは与那国、石垣、宮古。3月に与那国にいた。その時に、ありとあらゆる所が自衛隊に取られている。
 古謝が知事になってからすぐ、与那国の自衛隊駐屯地があるが、その周辺を今度自衛隊に20年間貸す。与那国駐屯地の賃貸料が年間1500万円。新しく貸す所が2000万円。あんな小さな島に、毎年3500万円落ちるどうなりますか。地方自治が殺されてしまう。
 沖縄県を通さずに、各市町村の首長に公金を渡す。地方自治をぶち壊す。古謝県政を生み出すために自民党はありとあらゆることをやった。自民党政治家は各企業に行き利益誘導をしている。
 50代以下の人たちが古謝に投票している。戦争を知らない世代、最初から基地があるのが当たり前になっている世代、こういう人たちが沖縄でも高市の言うがままに吸い取られていく。
 沖縄はありとあらゆる問題が発生する。すぐに起こった。普天間基地の海兵隊員が女性強盗殺人事件を起こした。私はベトナム戦争の頃に、海兵隊基地の中で働いたことがある。その時に、戦争に行きたくないために、米兵が自殺未遂をする、犯罪を犯す。そういうことが一杯あった。今の状態はそれに似てきている。
 日米共同統合演習(キーン・ソード27)は、10月19日から10月29日までの期間で実施。これは沖縄だけではない。与那国に新しいミサイルを持ってくる。あらゆる所で軍事行動が行われている。攻撃するのは最初は米軍かもしれない。しかし、米軍はすぐにそこを引き払って、次の島にいく。その後は自衛隊さんよろしくだ。
 絶対に戦中派にはなりたくないと、週2日辺野古で座り込みを続けている。今81歳だ。座り込んでいるオジー・オバーには、百歳に近い人が何人もいる。したたかに生きていくというのが沖縄の闘いだ。あきらめたら終わりだ、あきらめずに闘い続ける。
 自衛隊員に喜んでなっていた人はいないと思う。災害の時、救助するのを見て、自衛隊員になった人がほとんどだと思う。自然災害救助隊に変えればいい。
 辺野古で一番腹が立っているのは、おカネがムダに使われていることだ。ただ立っているだけで、ただ海に浮かんでいるだけで、それでも18%のおカネが警備に使われている。古謝じゃなければ次の予算、設計変更が出来ない。予算がつけられない。最初にやったことは県庁に行く前に、高市に会いにいった。
 政府はどんどん削って今は2600億円いくらだけれども、古謝が当選したとたんに、3000億円にした。このおカネは誰の財布からでているのか。国民の税金だ。戦争をするためのおカネをじゃんじゃん使う。
 絶対に沖縄を戦場にさせない。がんばっていこう。
(発言要旨、文責編集部)

新宿一帯にわたって「沖縄辺野古新基地建設反対」の声が響き渡る(10.4)

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