10・8外務省抗議行動
米兵による沖縄女性殺害事件の責任をとれ
日米地位協定の抜本的改定を
【東京】10月8日午後6時半から、外務省に対して「沖縄・基地軍隊による性暴力を許さない」と抗議・申し入れ行動が沖縄・基地暴力による性暴力を許さない関東の会の呼びかけで行われ、100人が集まった。ロイターなど何社かの海外メディアも取材に来ていた。
10月3日、米海兵隊員によって、沖縄の女性が強盗殺人にあった。米軍基地があるがゆえに沖縄で殺す訓練を受けた米軍人によって、尊い命が奪われた。米海兵隊員による強盗殺人事件に抗議する外務省行動が始められた。
ヤマトの人々の生活は日常に戻るが
よびかけ団体が最初に行動の趣旨を述べた。
「ヤマトが沖縄に押しつけている米軍基地が負担という言葉では言い表せないほど、今までに命を奪い、危害を加え、人権をじゅうりんしてきた。私たちにはきちんと抗議してこの状況を改めさせる責任がある」。
「事件が起きると抗議し、撤去せよと言いながらも、日常に戻るという生活をヤマトの私たちは続けてきた。この状況を変え基地を撤去させて、痛ましい事件が起きないようにしなければいけない」。
抗議・要請文
米軍との窓口である外務省を追及する抗議・要請文を読み上げた。
「日本の外交を担う外務省は、沖縄で相次ぐ米兵犯罪について、米国政府にどう対応してきたのか。またしても、米軍基地があるがゆえに、沖縄で人を殺す訓練を受けた米軍人によって、尊い命が奪われた。10月3日、那覇市で女性が殺害される痛ましい事件が起きた。逮捕された米軍普天間基地所属の海兵隊上等兵デビン・J・バラード容疑者は容疑を否認している。私たちは心の底からの怒りを持って事件の犯人と日米両政府を糾弾する。そして、迅速な事件の解決を求める。被害に遭われた方のご家族には日米両政府による謝罪とケア、正当な補償がなされなければならない。
2024年以後、次々と明らかとなった米兵による性暴力事件に対して、外務省はアメリカ側の示した事件の再発防止策の実施と事故防止の徹底をアメリカ側に求めるとし、アメリカ軍とは毎日のように協議しているとした。
だが、これらは何の役にもたっていない。さらに、2026年4月21日、外務省に要請した米軍犯罪の防止策を協議しているのか、再発防止策が機能していないことを抗議しているのか、日米地位協定改定をすべきではないか、をすべて抗議した結果がこれである。私たちは怒りを持って抗議する。
以上のことから、外務省・外務大臣に以下のことを要請する。
一、毎日米軍と協議しているとのことだが、今回の事件についてアメリカ軍に抗議すること
一、事件の全容を究明し、米軍に具体的な再発防止策を行使させ、かつ再発防止策を自ら検証して、公表すること
一、現状の対策を検証し公表した上で、リバティ制度や日米合同パトロールなどの対策が犯罪防止にはまったく役立っていないことを認めること
一、日米地位協定を抜本改定すること」
この文章は伊波洋一参議院議員を通じて、すでに外務省に渡っていて、来週にでも要請の部分に回答を得られることになっている。
日本政府の対応はなぜ早かったのか
伊波洋一さん(参議院議員)が今回の日本政府や米軍の対応について説明した。
「この事件に対する政府の対応は素早いものがある。日本政府は駐日米大使に対して抗議した。沖縄での4軍調整官はそれに対して、昨日から2日間、24時間基地の業務を停止する、9日から30日間夜間外出を禁止するとしている。
なぜなのか、きたる10月19日からキンソードという日米共同演習が行われる。まさにこのキンソードの直前の事件なのだ。4万5000人の自衛隊員と1万2000人の米兵が参加して全国で行われる。とりわけ与那国、石垣島、宮古島に長射程ミサイルを置いて、まさに台湾有事戦争の予習だ。このことが従来の事件とは違う対応をしてきた。あちら側もたいへん緊張している」。
続いて参加された人の怒りの発言が続いた。
平良愛香さん(牧師)。
「性暴力は性欲が強い人が起こした犯罪ではないと授業で話している。相手を大切な存在だと学んでいない人が起こす事件なのだ。事件を起こした海兵隊員が悪いのか、もちろん悪い。海兵隊全体が敵を人間でないように見る訓練を受けている。沖縄で米兵の事件が多いのはたまたまではない」。
「もう一つ大きな要素は米軍は沖縄を戦利品だと思っている。米軍だけが悪いのか、その米軍を沖縄に置いているのは誰か。日本政府だ、外務省だ。それを支えている日本の人びと。私たちは加害者でもある。これ以上加害者になりたくないので基地反対を訴えている」。
さらにウチナンチュウが「戦後すぐの時代に、米兵と日本人女性の間にレイプされて生まれた子どもがたいへんな差別を受け、アメリカに里子に出されたこともあった」と聞いた話を語り、「10月5日もアメリカ大使館に20代や30代のウチナンチュの若者が抗議に行った。99%の日本人が束になって外務省に抗議してほしい、そうすれば道は開ける」と話した。
この後も参加者の発言が続いた。外務省に向けて、「性暴力を許さない、基地を撤去せよ」とコールして終えた。 (M)

外務省抗議行動(10.8)
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