反戦・反ジェノサイド6.28新宿アクション

私たちは決して少数派ではない!

 【東京】6月28日・土曜日、18時~18時50分ごろ、新宿駅東南口で「ならず者国家アメリカ&イスラエルの戦争とジェノサイドをとめよう!新宿駅東南口アクション」がおこなわれた。呼びかけは、「戦後80年・路上大学」「武器取引反対ネットワーク(NAJAT)」だ。約40人が参加した。

核先制攻撃を糾弾

 はじめに、司会の植松青児さんが発言した。「イスラエルという国家がもう20か月ずっとジェノサイドを続けていること。そしてそのイスラエルとアメリカがイランに先制攻撃をしかけ、核施設を攻撃し、事実上の核汚染をひきおこし(事実上の核攻撃です)、さらにトランプがそれをヒロシマやナガサキとおなじことなんだと、そういういい方でこんかいの攻撃もヒロシマ・ナガサキにおける大量虐殺も正当化したことにたいして、私たちはぜったいにこれはまちがっていると思って、きょうここに抗議にきました。「ただしいジェノサイド」など存在しません。『ならず者国家』はアメリカやイスラエルです。『ならず者国家』を世界の声でとめましょう」。
 イスラエル大使館前やアメリカ大使館前にいったことがある人が発言した。「空爆されている人がいて、すごくパレスチナの人もとおくにおいやられているようなきがして、じぶんたちのとおくでおきていることに思えるかもしれないんですけど、それにすごく加担してしまっている」。
 司会の植松さんがコメントした。
 「このかんアメリカ大使館そしてイスラエル大使館への市民の抗議はくりかえしおこなわれています。しかし、ほんとに大使館の前に近づけることすらできていません。しかし私たちは信じています。私たちは決して世界の少数派ではない。ジェノサイドをやっていいと思っている人は、あきらかに世界の多数ではありません」。

小麦粉虐殺やめろ

 パン屋さんではたらいている人が発言した。「ガザにいる人はもう20か月以上もずぅーとおなかすいてて、ましな食事をずっと食べられません。それはなぜかというと、物資がのっているトラックが国境でとめられているからです。いれさせていないからです。イスラエルが。『小麦粉虐殺』と検索してほしいです。パレスチナ人は『イカゲーム』をずーっと体験しています。あなたたち全員、それをずーっと無視してます。こんなひどいガザの『小麦粉虐殺』が毎日のようにおきている世界を無視してて許していくと、あなたたちもぜったいにおなじめにあいます。ドローンの映像をみて、いっしょう小麦粉を見るたびに、ガザでおきている虐殺のことをおもってほしいです。無視しないでください。『小麦粉虐殺』と検索してください」。
 べつの人は、「イスラエルの国債に合計1兆円も(日本の)年金積立金から投資されているの、ご存じですか。あなたの年金が直接虐殺に投資されてます。信じられないかた、『年金 イスラエル 虐殺』で調べてください」と発言した。
 司会の植松さんが発言した。「石破首相は、アメリカの事実上の核攻撃にたいしてはっきり抗議していません。侵略してもいけないとはっきりといわない。事実上の核攻撃をおこなっても怒りをしめさない。それを正当化するG7っていう国ぐにたいしてだまっている。ジェノサイドを正当化したトランプにたいしてだまっている。そういう日本政府でいいんでしょうか」。
 つぎは、日野に住んでいるサトウさんが「原爆を許すまじ」を歌った。
 べつの人は、「たとえば日本の番組で、ちょっとホロコーストについてちゃかすような番組があったときに、イスラエル大使館は数時間もまたずに抗議をしてきます。なんで日本の政府は、そういうことができないんでしょうか」と発言した。

加害者になることは拒否します

 杉並区の学童支援員の那須研一さんも発言した。「イスラエルの攻撃対象。住宅、病院、学校、そして他国の核施設。それらを破壊して人を殺しに殺すこと。自衛権でも何でもない。ただのジェノサイドじゃないですか。それにじょうじて、イランへの核攻撃をおこなったトランプ。それにたいしても、NATOの事務総長が『よくやった』と称賛する。ほんとに『狂ってる』と思います。人を殺すことが正義であってはいけない。金もうけよりも何よりも、人命が尊重される世界でなくてはいけないと思います。私は声をあげるのをやめることはできない。なぜなら、これを容認することは、私たちの税金でイスラエル製殺人ドローンを輸入するということは、まぎれもなく私じしんがガザの子どもたちにたいして加害者、ジェノサイドの加担者になってしまうからです。もし2週間に1回でも、1か月に1回でも、いっしょに立つよという方、声をかけてください。四谷三丁目駅徒歩2分、日本エヤークラフトサプライ社前で、朝8時30分から8時45分まで、基本月から金までやっています。よろしくお願いします」。
 最後は、告知だ。告知のあとは、「戦後80年・路上大学」だ。

 私は「戦後80年・路上大学」には参加せずに帰ったのだが、「路上大学」参加者の以下のような発言が録音機に録音されていた。重要な指摘だと思うので、ここに書いておきたい。
 「原爆の被害をうけたのは、原爆の被害をうけた人とその子どもの人たちだけです。日本人が被害をうけたわけではありません。被爆者になったのは、日本人だけではありません」。

【注】①「『ただしいジェノサイド』など存在しません。」は、発言者の考えに反しないと思い、SМがつけくわえた。②コールは省略した。
(SМ/2025年7月26日)

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